【揺花草子。】[#5314] 新メニュー。
Bさん「新しい料理考えた。」
Aさん「新しい・・・料理?
えっ何それは創作料理ってこと?」
Cさん「無理やりカテゴライズすればそうなるでしょうけれども、
そんな言葉に収まるポテンシャルじゃないと自負するわ。」
Aさん「随分自信満々じゃないですか。」
Bさん「はっきり言ってやり方次第ではお店を出せるレベルだと思っているよ。
阿部さんにもぜひ振る舞いたいと思ってる。」
Aさん「おっおぉ・・・だいぶ自信あるね?
どんな料理だって言うのさ?」
Bさん「あのね、ローリングソバット丼。」
Aさん「ロー・・・何て?」
Cさん「ローリングソバット丼よ。」
Aさん「ろー・・・え、あぁ、あれかな?
蕎麦の実で育てた鵜を甘辛いタレで煮た・・・」
Bさん「それは蕎麦鵜丼でしょ!
違うよう! ローリングソバット丼だよう!」
Aさん「いやー・・・いやー・・・えー・・・?」
Bさん「知らない? ローリングソバット。」
Aさん「ローリングソバットは知ってるよ。
後ろ回し蹴りみたいなやつだよね?」
Cさん「丼は知ってるわよね?」
Aさん「もちろんです。
どんぶりに盛ったごはんの上に具材を乗せた・・・。」
Bさん「じゃあローリングソバット丼も分かるでしょ?」
Aさん「それは分からない。」
Bさん「何でさぁー!! ローリングソバットも丼も分かるのに
何でローリングソバット丼は分からないのさぁー!!
おかしいじゃんかぁー!!!」
Aさん「いやぼく絶対おかしくないと思うよ!!?
天丼とかカツ丼とかならまだしもだけど
ローリングソバットが乗ってる丼ってどう言う事!!?」
Cさん「親子丼だって親子が乗ってるわけじゃないじゃない。」
Aさん「いや卵と鶏肉って言う観点で親子って事でしょ?
あれは成り立ちますよ。
え、なに、技が乗ってるの? なんか概念的なあれなの?」
Bさん「いや、見た目は普通のカツ丼だよ。」
Aさん「カツ丼なんだ。
じゃあ・・・あぁ、あれかな?
お肉に味がよく染みるように棒で叩いたりする代わりに
ローリングソバットを叩きつけるとか?」
Cさん「普通にちっちゃいお手々でぱしぱしやるわ。」
Aさん「殊更にちっちゃいお手々とか言うの何か他意ないです?」
Bさん「じゃあちょっとやってみようよ。
阿部さんはお客さん、ぼくはお店の店員さんね。」
Aさん「あぁ・・・ロールプレイって事ね?」
Cさん「むしろコントかもね。」
Bさん「『へいらっしゃい! お客さんお一人ですかい?』」
Aさん「『あ、はい。1人です』」
Bさん「『だろうね』」
Aさん「だろうねってどう言う事!?
1人で悪い事があるのかよ!!
何だよこの店腹立つな!!!」
Cさん「阿部さん★1レビュー付けるのやめてよね。」
Aさん「危うく罵詈雑言レビュー投げるところでしたよ。
『お店として以前に人として最低です』みたいな
お前何様だよみたいな上から目線のレビュー付けるところでしたよ。」
Bさん「『お客さん、ご注文は?』」
Aさん「『えー・・・味噌ラー・・・』」
Bさん「『ハァ?』」
Aさん「圧が強いよ! 感じ悪い店だな!!
『えー・・・じゃあ、ローリングソバット丼を・・・』」
Bさん「『大盛り?』」
Aさん「いや普通盛りで良いよ!
何出てくるか分からないのにそんな冒険できないよ!!」
Bさん「『ローリングソバット丼いっちょうー!』」
Cさん「『はい喜んでー!!』」
Aさん「えっ居酒屋?
と言うかカトリーヌさん厨房担当なんです?」
Bさん「そんなわけで厨房でカツ丼を拵えますのでちょっと待ってね。」
Aさん「カツ丼って言っちゃったよ。」
Bさん「『ハイお客さんローリングソバット丼お待ち!』」
Aさん「おぉ、ようやく着丼。」
Bさん「したらすかさず
ローリングソバット!!!」
Aさん「痛った!!! 痛った!!!!!
何で!!??? 何で蹴った今!!???」
商売になるかこれ?




