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日溜まり月

作者: 檸檬
掲載日:2025/12/06

金曜日の仕事帰りなじみの焼き鳥屋に立ち寄った


寒い風が吹く度に身を縮め目を細めて


店の前でお持ち帰りの出来上がりを待っていた


香ばしい煙が目に染みて


学生時代に寒さに身を寄せ合い、擽りあって笑っていたひとが浮ぶ


そんな想いは息を吐く旅のお供にしてゆくんだよと暖めるように袖の中にしたためて家路を急ぐ


あの花向けの歌を抱きしめながら聴いた夜


勝手口から目が合った月に


満月なんですか?と聞いた


しんしんと寒空に浮ぶ日溜まりだった


一緒に笑いたかったから


わたしはここでひとときだけ咲きますと伝えた


竹林が風にざざめく波に翻る心ごと


月へと運ばれてゆく


あの花向けの歌を抱きしめながら眠りに落ちた


昨晩の満月が空一杯に満ちていった今朝の冬麗の空でした












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