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プロローグ〜復讐遂行日〜
経験浅いですが、面白い内容に出来るよう頑張ります!
腐り果てたこの家門に何の存在意義があるのか…。
私達には理解する由もないし、分かりたくもない。他人に管理されている以上、私達は何者でもないのだからーーーーーーーーーーーーーーーーー
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誰かに見下されるようなことは二度と体験したくない
扉の前で顔を見合わせる。これから向かう戦場へと集中力を高め、胸を張る。
私達の存在感は、こうして確固たるものになる。
堂々と広間に向かって一礼。
「私、ウェインスタイン・シルヴィア。」
「シュトライゼ・ウィリアム。」
「「共に参上致しました!!」」
前を向いて、柔和な微笑みを向ける。貴族達の好奇な視線を受けながらも堂々足る歩みで広間へ足を運ぶ。
今やこの国の商いを栄えさせた、シュトライゼ商会。そして、この国で一番の強さを誇る騎士団をまとめるウェインスタインの家門。これら二つの家門を背負う私達。
私達は、自分達の手で大きな力ある家門を味方につけ、この国一の商会を作り上げたのだ。