??? ヒロイン達の覚悟
〜千代ケ崎葵衣〜
うぅ……ひーちゃんとかなちゃんがうちに泊まることになってしまいました……。いや、普通に嬉しいですよ? 詩乃と住んでなければ、ですけど。
なにか、モヤモヤするんですよね、来てくれること自体は嬉しいんですけど、詩乃が私を置いてけぼりでひーちゃんとかなちゃんと話してたりしたら。口では言えないですけど、独占欲? って言うんでしょうか。
本当の兄みたいに大好きだからなんですかね。あのぽかぽかは妹の為のもので、お友達のものじゃないと思います。ただのお友達のひーちゃんとかなちゃんには、あの温もりは早いです!
兄のぬくもりは、絶対渡しません……!
〜橘緋彩〜
なんという、不覚。カナがいたら、敵がひとり増える。家族愛と勘違いしてるあおちんだけなら勝てるかもしれないと思ったのに。
でも、カナのことを考えてなかった私のミス、仕方ない。救いは、二泊分着替えを持ってきたこと、これで二日目はチャンスができる。
かぁ様から言われたのは三つ、
一、まず色仕掛け
二、とことん弱みを肯定する
三、ちゃんと気持ちを素直に伝える
この方法でとぉ様のハートを掴んだらしい。どれも分かりやすくて、それでいて難しい。
一はできるけど、うたのんの家でやったら私がパンクしちゃうかも。
二は……うたのんに弱いところなんて有るのかな?簡単に見つからないものを探すべきかもしれない。
……最後に三は、今の私には無理そうだ。
でも、うたのんは私のだって主張してみせる。
うたのんを一番好きなのは、私……!
〜小鳥遊叶恵〜
不覚だったよー、まさか緋彩も同じこと考えてるなんてー! しかもあの荷物って多分二日分だよね……私の家なら近いからこそっともう一日分持って来てもバレないかなー?
やっぱりやめよーっと。今回は緋彩に譲ろっかー、ちっちゃい頃は私がべったりだったから、その分ってことでー。
その分頑張って詩乃振り向かせなきゃだけどー、どうしよっかー?
既成事実? ──無理無理二人になるタイミングないよー!
ボディタッチ多めとか? ──したらドギマギはしてくれるけど、私の気持ちには気づいてくれないかなー? こんな感じの性格だしねー?
気持ちを、伝えるのは? ──……まだ早いかな、向こうはリセットされちゃってるから、思いが続いてるのは私と緋彩だけ、思い出したら、葵衣もだけど。
んー、じゃあ私に出来るのは好意を見せることぐらいかなー? それと魅力をアピールすること。
今回はー、他のふたりにリード、なんて言わないけど、負けないように、かなー……!




