未来日記
私は、いじめを受けている。
私のいじめは9月の16日水曜日から、始まった。
朝いつものように登校し、いつものように、友達に挨拶をした友達は、一度私の方を見るとまた別の友達と話し始めた。
私は聞こえなかったのかと思いもう一度挨拶をしたがやはり返事がなかった。クラスメイトのみんなにも挨拶をしたが返事がなかった事で私は虐められているのだと確信した。
この日の
AM 7:00 私は空気になった。
空気の私は、グループ内での意見交換ですら飛ばされ、全然意見を言うことができなかった。
昼休は、学食でクラスみんなが班になって食べる中、私は、班から少し離されみんなと食事をすることになった。
その日私は、誰も話したわけではないのに、とても体がだるかった。
9月21日月曜日私は学校に登校すると、机の上に花瓶、があり、花の落ちた椿だった。
私は、椿の花と花瓶を片付けようと思い花瓶に触ろうとした時クラスメイトの一人が私に聞こえる大きなこえでこう言った。
「その子死んじゃったんだって。」
それが開始の合図だったのだろう。そのクラスメイト隣にいた奴らが、会話を始めた。
「うわ、それまじ。?」
「まじまじ。」
「やだー呪われたどうしよーー。」
「呪われないでしょ、私達彼女の机に花瓶置いてあげたし。」
「それもそっか。」
と、言いった。
AM 7:25 どうやら私は死んだらしい。
その日は、移動教室があった。私が教室へ移動とした時。
「うわ、死体が歩いてる。」
「キモー。」
と言う会話が聞こえた。
その日の放課後
最近私は図書室に引き籠るようになっていた。放課後の図書室は、殆ど人が居ないため安心出来たからだ。
すると、私の隣に誰かが座った。
私は、恐る恐る。隣を見ると隣に座って居たのは、私の幼なじみで近所に住んでいる私の友達でいじめの初日に私を無視した一人だった。
その友達は、私と同じでテストは全部満点で物静かな優等生だった。
どうした?と私がそう聞くと友達は、うつむきながらもじもじと体を動かし、こう言った。
「あ、あの、大丈夫?」
と、わたしが何が?と聞き返すと彼女は続けてこう言った。
「こ、この前さ、あのさ、未来の事無視しちゃったじゃん、だからその、大丈夫かな〜って思って。」
「大丈夫だよ、心配してくれてありがとう。」
私は、そう言って席を立ち図書室を出た。
「あの、、」
友達は、何か言いたそうだった。
けれど私は知っているここで彼女を巻き込むと彼女も、私のいじめに巻き込むことを。大丈夫私はまだ戻れるこの時私はそう思っていた。
だか、私に対するいじめは日に日にエスカレートしていった。
10月1日木曜日私が朝から登校すると私の机に大きな字でこう書かれていた。
死ねと、私は机に書かれた死ねと言う字を消しゴムで消して座った。
私は下を俯き目頭が熱くなり涙が出そうになった。
10月20火曜日あれから、毎日机に死ねと書かれるようになった。私は、死ねと書かれた字を消して座るのが日課になっていた。
毎日書かれると、私少し慣れてきて来たのか、よくも毎日私がくる前に書くな〜と思ってしまった。あ、でも、一度だけ机に死ねとと書かれていない日があった。
私が字を消し終わりいつものように椅子に座ろうと思った瞬間椅子引かれた。
私は、ドンと尻餅を着いた。すると上から笑い声が聞こえた。
「ねえ、あんたなんで死んでんのに学校来てんのよ死んでんだったら、墓にいろよみんなもそう思うよね?」
回りの、みんなは何も言わず下を向いていた。私は、助けて欲しかった。けれど、もし自分が回りのみんなの立場になったら、私は何も言わず傍観していた。自分も巻き込まれないようにと。
大丈夫、これも卒業までの我慢だと私は自分に言い聞かせていた。それに私はまだ戻れる。
11月12日木曜日
放課後私はいつものように図書室に行くと、彼女が先に図書室で本を読んでいた。
私は、別の机に座らり破られたノートを新しいノートに書き写す作業を行っていた。
書き写しが5ページほどになった所で、前のようにまた彼女が来て隣に座って来た。
「何?」
私がそう聞くと彼女はこう言った。
「大丈夫?。」
「だから、大丈夫だって。」
「で、でも私もう未来が、いじめられてるのを見ていられないの。」
彼女は、泣きそうになりながらそう言った。
彼女は、優しいのだ。私は彼女の事をとても幼い頃から知っているし、9月の16日以降私は、彼女と数え切れないほど話していた。
私は、彼女を安心させようと、こう言った。
「安心してよ、私もうあいつに何されても平気なの、私強くなってるから。」
「そんなの違う!」
私は、初めて彼女が、大声を出したのを聞いた。そのため少し私はフリーズしてしまった。
「違う、違うよ、そんなのは強さじゃないよ、貴方の心があいつらの言葉のナイフや、行動で殺されていってるんだよ。」
彼女は、大粒の涙をこぼしながら私の言った事を否定して来た。
その時私は自分の心が死んでしまっている事に気づいた。
私は家に帰り、自分が今まで耐えて来たのは、何だったんだと思いその時初めて目から涙が溢れて来た。
そして私は、戻ろうやり直そうそう思ったが、私は戻ることができない事をこの時知った。
12月1日火曜日
AM6:30私は、いつもより早く学校へ登校した。この時間ならまだ物好きな生徒数名しか、登校していないからだ。
下駄箱を開けると、上履きが無くなっていた。ここ最近は、いじめがエスカレートしていき上履きも、二週間で無くなってしまうようになった。いつもは、靴を脱ぎ冷たい廊下靴下で歩き教室へ向かっていたが、今日は違う。私は靴を履いたまま教室ではなく、屋上へ向かった。いつもは重くのぼるのが辛い階段も、今日は何だか軽かった。
屋上も、いつもは閉まっている。けれど、今日だけ12月1日だけはなぜか鍵が掛かっていないのを私は知っている。
ここに、来るのは5どめだ。
屋上に着き、下を見るとみんなが登校し始めていた。
いつものように、走りながら玄関へ走るもの、友達と叩き合いをしながら登校するもの。
私は目をつぶった。目をつぶると色々な思い出が、浮かび上がってくる。父親、母親との思い出。
私、未来と言う名前は私に明るく美しい未来が、来るようにとなっけられていること。
けれど、私の未来はもう真っ暗で、先がないと言う事。
かこの思い出はとても楽しいものだったのに。
ありがとうかこ。
バイバイ未来。
私はそう心の中で呟き、屋上から飛び降りた。
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