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校内一目立たない部活は殺人部でした。  作者: 真華
殺人部vs弓道部?
8/12

殺人部と弓道部(2)


放課後...



李霧は職員室にいた。

用があったのは殺人部の副顧問をしている、(ミサキ) 明日乃(アスノ)だ。


「すみません、田山先生がいなかったので...。今日の活動、弓道部の方に顔出すので、遅れるか...もしかしたらいけないかもしれないです。」


「分かったわ。田山先生には伝えとくね。」



新任の岬は、結構美人だ、と男子生徒からとても人気がある。


「大変ね、紫月君も。」

「いえ、全然。俺は弓も悪霊退治も好きですから。」

「悪霊退治が好きって...面白い趣味ね。」


苦笑しながら岬は、「あ、そうだ」と職員用の大きい机からプリントを出した。


「これ、忙しいとこ申し訳ないけど花鬼君に持っていってくれない?どうせ道着を取りに行くんでしょ?」


(なんで知ってるんだよ...)

なんて思ったけど「はい。」と李霧はそれを受け取った。



------



(ってかこれなんだ?)


職員室を出た李霧は渡されたプリントを見た。


「部長会議......あ、そうかアイツ部長か...」


失礼な事をさらりと言いつつ、廃教室兼、殺人部の部室に着いた。

中にはまだ泉弥しかいなかった。


「泉弥、これ悪いけど乱に渡してくれないか?」

「ん。なにこれ。...部室会議...?ぁあー、そういやアイツ部長だったな。オーケー、渡しとく〜」


(...思ってたの俺だけじゃなかったわ...)



------



部活開始は16:00から。

現在の時刻は15:55。

李霧は道場の玄関前にいた。


(危なかった...)


早速着替えようと玄関を開けようとすると、後ろから誰かが抱きついてきた。


「りーーきーーりーーー!!」

「....亜怜(あれい)、みっともない、やめろ。」

「悪ィ!あ、皆様こんにちは!俺は七瀬亜怜(ななせあれい)!弓道部のマスコット的な??キャラいっぱい出てきてややこしいけど、ごめんな?」


バシッ


「いってぇ!なんではたくんだよ!?」

「長い。あと、弓道部のマスコットってなんだよ、誰も思ってないから。」

「ひど!?」



そこへ、


「オイ、七瀬。誰に話してんだよ。あと李霧。部活始まるから早く用意しろ。」


二人のゴタゴタに八尾が一喝した。


「はぁーい」

「すいません」


それぞれ返事をして二人は道場に入った。

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