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蜂蜜色の君は

数日後ハイニー男爵家の領地にやって来たフォルマリックは指定した時間にハイニー男爵家へとやって来た


『フォル様、ようこそおいで下さいました』


そう言って琥珀色の瞳と髪によく合うスチールブルーのドレスを身に付けて此方へとやって来たマニカにフォルマリックは少しドキッとしてしまった


『お手紙を拝見致しましたわ

しっかり効果が出ていて良かったですわ』


「ではこれはマニカから貰った蜂蜜のお陰だったんですね」


『えぇ、如何でした?』


「恥ずかしながら言われて気付いたもので、、、まだ実感が」


『ふふっ、これからもっと変わっていきますわよ』


そう言って笑うマニカを見たフォルマリック、しかしまだ自分が変わっていくのか実感が無くどうなのかと思っているとマニカが


『そうですわフォル様

今お時間宜しいかしら?』


「え?えぇ、、、構いませんが」


『それならば少し来て欲しい所が御座いますの

今馬車を用意致しますので少々お待ちを』


「???」


いったい何処に連れていくつもりなのかとフォルマリックは頭にはてなを浮かべながらマニカに言われるままフォルマリックはあの簡易的な馬車に乗り込んで有る場所に向かったのだった


「マニカ、此処は、、、」


『此処はお父様のご実家の養蜂場ですわ』


「と言う事は此処でハニー・バービーが?」


「そうですわ

ですけれど此処で作っているのでは無く此処の裏庭に有る温室で作っていますの」


そう言って養蜂場へと入っていくマニカの後ろをついて行くフォルマリック、中では多くの養蜂家達が蜂蜜し加工しと忙しそうに製造していた

するとマニカ達がやって来たのに気付いた老夫婦が此方へと歩いて来た


「やぁまた来たのかいマニカ」


『お爺様、お祖母様、ご機嫌麗しゅう』


「まぁまぁ、益々綺麗になって」


優しそうな笑みを浮かべた老夫婦はなんとマニカの祖父母だと知りフォルマリックは思わずピシッと背筋を伸ばすと此方に気付いた老夫婦がマニカとフォルマリックを見てハッとしたのだった


「もしかしてマニカ、此方の方は」


『えぇ、私の婚約者のフォルマリック・ゴリュディーア辺境伯様ですわ』


「なんとまぁ!

そんな遠い所の伯爵様がうちのマニカと!?」


「あんれまぁ!

それにしてもあの馬鹿息子が良く許したものだねぇ!!」


そんな老夫婦の大きな声に周囲に居たミード位の初老の男性達や女性達が一斉にフォルマリックへと集まってきた

あのマニカ大好きなミードが婚約を許した相手だと知り、一目見ようと集まったのだ

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