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第十八話 3人の仲を深めるために

 姉妹と再会してから数日が経過した。あの指輪を渡した日、一緒に昼間に冒険者ギルドに行くことになったのだが、最初のうちは日陰から出ることを恐れていた2人だったが、私とリリアで説得して1時間くらいで日陰から出てきてくれた。それから何やかんやあって今日に至る。


 私は現在、ベランダへと向かうために玄関へと向かっていた。ベランダへと続く窓も一応あるにはあるが、そこに靴は置いていないため、一々玄関で靴を履いてから回ってベランダへと行かなくてはいけないのだ。これはちょっと面倒だから、近いうちにサンダルでも買って置いておこうと思う。


 私が靴を履いていると数人の足音が背後から聞こえてきた。振り向いて確認すると、そこにはリリアとメイド姉妹が揃っていた。


「レミリア様、どこかへ出かけるのですか?行くのでしたら私もお供させていただきます」


 シズクは胸の前で両手で握り拳を作り、私を見つめている。


「あたしも暇だからついて行くぜ。どこ行くんだ?」


「み、みんな行くなら私も行きます!」


 三人はどうやら私についてこようとしているようだけど、別にそこまで大した用事でもないんだよなぁ。だって、


「そのぉ、私ベランダで草刈りやるから別にそこまで人数は必要ないんだよね」


「いやいやベランダって言っても結構広いぜ?1人でやるのは大変だろ?」


 アクアの言葉にリリアは激しく頷いている。


「と言ってもほんとに大したことないよ。結局全部魔法で終わらせちゃう予定だし」


 そう言うと、三人は納得したような表情で頷いた。


「それだとあたしたちやることねーな」


「そうですよね。ちょっと暇ですぅ」


「探せば何かしらやることはあるのでしょうが、どれも優先順位はそこまで高くはないんですよね。困ったものです」


 三人は揃って何しようかと悩んでいた。


 そこで私は少し閃いた。


「そうだ!三人で街まで行って買い物してきて欲しいんだけど。いいかな?」


「それは、別に構いませんが...」


「ああ、暇だし別にいいぜ、なぁ、リリア?」


「は、はい!頑張ってお使い行ってきます!」


「それなら今からメモするからちょっとだけ待っててね」


 私は一度靴を脱いでからメモ用紙を取りに駆けて行った。


 それからメモ用紙に買ってきて欲しいこととやっといて欲しいことを書いてから三人を家から送り出した。


 私は玄関の前に立ち、三人揃って森の中へと歩いている背中を見る。


「これで三人の仲がより深まればいいんだけどね。やっぱりまだリリアが姉妹に対して少しよそよそしい場面があるからさ。まあ、その辺は時間が解決してくれると思うし、今はやるべきことをやっちゃいますか!」


 私は腕をぶんぶん回しながらベランダへと向かって歩みを進めた。


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