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救いの手でまたとことん

作者: 蓮薔薇 揺麗

椅子に座って黙々と解き進める


他人の書く音の恐怖に耐えながら


自らの脳を信じて鉛筆を進める


突然飛んでいく記憶と


本来飛んでこない閃き


取りこぼした消しゴムと落ちる汗


紙までまとめて落とせば涙も落ちる


このまま全て落ちてしまう


そんな錯覚をして手を挙げたら


監督は静かに励ましてくれた


きっとそれはいけないことなのに


恐怖も不安も消えないのに


またとことん解き進められる


音は聞こえなくなり鉛筆は動く


自分の音だけが心地よく聞こえる

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