俺は強くなる!〜①〜
僕は、僕たちはまだ知らない・・・
この世界が五つに分かれていることを・・・
そして僕が世界をつなぐ者であることを・・・
現在、僕、暁 太陽 は15歳の誕生日を迎えようとしているごく普通の中学生である。
「太陽きてる?!」
勢いよく尋ねてきたのは幼馴染みである 冬月 美咲である、家が隣同士であることもあり、
生まれて間もない時からの付き合いである。小中と登下校を共にしている。
「あぁ、、、野球部エースの佐々木に告られた話?」
「違うわよ!志望校の話でしょっ!ってなんで太陽が知ってるのよ?!」
「そりゃー、、学校のマドンナが告られたとありゃ噂にもなるだろ」
冬月 美咲 は弓道部部長であり生徒副会長でもある、さらに容姿端麗でプロポーション抜群、これまで何度も芸能プロダクションにスカウトされている。学校では多くの指示を出すことも多くクールな性格で気取ったところがなく。男子はもちろん、下級生女子からのお姉様としての人気がとりわけ高い。
「はぁ?! っ なに言ってるのよっ!」
ダンッ!
美咲が突き飛ばされた方へ振り向くと太陽は血のにじむ脇腹を抑えて、約30m前方から近ずいてくる黒ずくめの2人ぐみを睨んでいた
それは明らかに人間では無かった、一人は手足が獣のようであった、もう一人は赤い目で耳が長く尖っていた、
”人狼と吸血鬼を見ているのか悪い夢でも見ているのか?”と太陽は心の中で呟いた
「太陽大丈夫?!、あなた達だれよ。。。」
美咲の声ですぐにそれは現実であると確信した
”相手は明らかに美咲を狙って攻撃した、なぜ狙った?”
”いや、今考えるべきことは ’なぜ狙われたか’ ではなく ’どうすべきか?’ だな。。”
”とにかく美咲を逃して時間を稼ぐしかない!!”
「俺は大丈夫だから美咲は逃げろ!!!」
「いやよ!太陽を置いて行くなんて!」
「いいか美咲、冷静に聞いてくれ奴らの狙いは美咲だ、美咲がここにいたら最悪2たりとも死ぬ、、、
しかし、美咲が逃げれば奴らは美咲を追うだろうその間に俺は助けを呼ぶ、そして美咲は逃げ切る、いいな?」
「。。。わかった、太陽、絶対死なないでね。。」
「ああ、美咲も絶対逃げ切ってくれ」
”どうやって時間を時間を稼ぐ?” 太陽はわかっていた自分が助からないことも、だから最後に全力で時間稼ぎをしようと決意した。
「さっきのを気付くとは人間にしてはやるな小僧、小娘を逃したみたいだが無駄だぞ俺は鼻が効くからな」
「ガルー、無駄話はいい、さっさと殺してかの魂を継し女を捕らえるぞ」
「もう大丈夫だ少年」
音もなく30代前後の黄色い眼をした男があらわえた
「ちっ、またお前か、今日こそは八つ裂きにしてやる!」
刹那、人狼の男ガルーの斬撃が黄色い目の男をとらえた、、、次の瞬間ガルーは横へ吹き飛び瓦礫に埋れていた
太陽はなにが起こったかわからなかった
「ガルー、女はとらえた、つらかるぞ」
吸血鬼の男が煙を巻きながらそういうと
「グハァ、せっかくアったまってきたのにヨオ」
さっきよりもひと回り大きく全身、獣姿になって出てきた人狼の男はすぐに煙の中に消えていった。
読んでいたきありがとうございます。
まだ書き始めですが頑張ります