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55 いつの間にか消えていた…
「いつものように、あるものを確認していた時でした…」
その人は静かに話し出した。
「何だか雰囲気が重いなぁと思いつつ、私はアレを開きました…」
暗かったその顔が、より深く沈んでいった。まるで、闇の底を覗き込んでいるかのようだった。
心なしか、その人の周囲が黒く染まって見えた。
「もしかしたら増えているかもしれないという、幽かな期待を込めて、私は見ました…。
でもどうせ増えていないだろうという諦めの気持ちもありました…。
事実その通りで、アレは全く増えていませんでした…。
予想できていたことなので、ショックはそこまで大きくありませんでした…。
その後、私は別のものを確認することで沈んだ気持ちを癒そうとしました…。
そして、見て、しまったのです…。
昨日まで確かにあったはずのものがなくなっていたのを。
あったはずのものとは何かって?
アレですよ、アレ。
ここを利用する人が一度は欲するもの、
そう、
『評価ポイント』ですよ…。
いつの間にか私は、評価ポイントを失っていたのです…」
キャー(´・ω・`)
(;´Д`)こわーい




