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4S  作者: 半信半疑
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99 神器、矛と盾

 ある商人が道端で物を売っていた。

 しばらくすると、声に惹かれて客が寄ってきた。


「さぁさぁ、この矛はいかがか! この矛は貫けぬものなしだぞ!」


 商人は矛を売りたがったが、その他にも売るものがあった。


「さぁさぁ、この盾はいかがか! この盾を貫けるものなしだぞ!」


 矛と盾の売り口上を聞いていた客の一人が、商人に聞いた。


「じゃあ、その矛でその盾を貫くことはできないし、その盾でその矛の攻撃を防ぐことはできないのか?」


 商人は溜め息まじりに言った。


「やっぱりそう思うか…。では、真実をお見せしよう」


 商人は矛で盾を思いっきり突いた。

 直後、世界に光が溢れた。矛と盾の様子を見ていた者は、誰一人の例外なく、視界を白く染められた。

 光がおさまった後、つまり矛と盾が離れた後、商人は客たちに言った。


「お分かりか? 誰もその瞬間を見ることは叶わないのだ。この武器たちは、世界に干渉する。つまり、神器なのだ」

「オー、ファンタスティック」

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