殺人鬼(仮)のホープ・レイ(笑)
今回はいっぱい書くつもり、最低10ページくらいは・・・
東城 遊は、うすぐらい森の中にいた。ジャングルといっても過言ではない。
しかし、遊は驚いてはいなかった。ああこれは夢か、とそう思っていた。故に楽観視していた、夢なら何も怖くないと。
だからアレが出てきた時は、相当驚いていた。アレ、とは。そう、巨大蛇である。
遊が森の中を歩いていると、カサカサっと草むらの中から音がした。遊はウサギかなとか思っていて、ちょうど足下にあった手頃な石を、持ってその草むらの中にポイっと投げた。もちろんその後はみなさんの想像通りです。キシャャャャャャという威嚇の雄叫びをあげたかと思うと、突然遊の方にしゅるしゅるっと滑らかに這っていった。遊はそんな生物見たことがなかったので、悲鳴も上げれずにその場で腰を落とした。シャャャャとまた叫んだかと思うと、蛇は遊のすぐ横にあった中ぐらいの岩に噛みついた。
遊は、は?っと思ったが同時に逃げるチャンスだ!と思い立ち上がった。蛇はまだ岩に噛みついたダメージを負っていてこちらが立ったことに気づいていなかった。
そして全速力で蛇に背を向け走り去った、さすがに気づいたのか蛇も再び、シャャャャャャと叫びながら遊をおいかけたのだった。
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「だあああああ!追いかけてくんなぁぁぁ!」
「そんなぁぁぁ!いやですぅぅぅ保護させてくださいぃぃぃ!」
あー、もうっ!マジで最悪だ!やっとあの蛇と犬から逃げれたと思ったのに、今度はその二体をぶっ倒したやつにおいかけられるとは!ちくしょうっ、どうする?幸い相手は、知能があって喋れるようだ。まあ人間の姿だし当然か。だがあんな化け物達を一人でぶっ倒すやつを人間とは認めん!これだけは誰にも譲らん‼︎(※この言葉をよく覚えといてください)だが一応喋れるようだから交渉の余地はあるようだな。一か八かやってみるか!
そこで俺は、全速力で走っていた足を止めた。
「止まれ‼︎」
だがそんな簡単に事が運ばれることもなく
「ひぇぇぇぇ⁉︎退いてくださいぃぃぃ〜〜〜⁉︎」
俺はロリ巨乳に、押し倒された。この文面だけ見たら羨ましいかもしれない。えらく美人さんだったし。だが殺人鬼(仮定)だ。こんな魅惑のボディに騙されてホイホイと話しを聞かなくて良かった、と俺は思って全速力で逃げたのに、自分から死地へ行くとは・・・、まあ夢だからいいけど。てかこの夢いつ終わるのかな?まあいい、少しでも夢を楽しもう。夢ということを再確認したので少し強気で出ようと思う。
「おいっ!ロリ巨乳っ!」
「ロッ!ロリって⁉︎私はセリーっていう名前が————」
「とりあえず退いてくれ」
「あ、すすすすすみません!」
ちょっと赤い顔して急いで退こうとしていた、が。
——ビリッ——
ん?今の何の音だっとロリ巨乳の方を見てみると、さっきとは比にならないくらい赤い顔にして
「こ、こっち見ないでください!そ、そうだ目を閉じていてください!」
いやだよ、その隙になんかするんだろ?っとその事を伝えると
「お願いですから!10秒だけでいいですから!なんでも言うこと聞きますから!」
ん?今なんでもって・・・止めとこう。
目を閉じたって言って嘘ついておく。相手からはこっちの顔見れないはずだから。
その言葉に安心したのか、赤い顔のままで急いで立ち上がり草むらに俊足で入っていった。
俺的には、その隙に逃げれるので願ったり叶ったりだが、罠かもと一瞬思った。でもこんな面倒くさいこといちいちするか?と思いやっぱり、逃げた。その後、後ろから
「えええええ!どこいったんですかぁ!」
ときこえたがスルーした。
これでやっとあの殺人鬼から逃れられると思った矢先に事は起きた。
光が複数飛んできて俺を囲むようにして回っている。何コレめっちゃすごいんだけど、夢だったら使ってみたい。と何を呑気な事考えていたら後ろから声が聞こえた。
「ふふふ、やっと見つけましたよ!さあ!観念して、保護されてください!」
俺は思った、こいつさっきから保護保護いってるから殺人鬼じゃないのか?と。
なら確かめるしかない、そう思った俺は
「なあ、なんで俺をつけまわすんだ?」
「ふふふ、もちろんあなたを保護するためですよ、ふふふ」
俺を捕まえられたことがそんなに嬉しいのか少しテンションがおかしいような気がする。まあともあれ・・・
「具体的にどう保護をするんだ?」
「え?え、えっと・・・それは・・・」
すると急にたじろいで目を逸らされたおそらく考えてなかったんだろう。ていうか俺めっちゃ冷静だな、なんかかっこいい。
「と、とりあえず一番近くの村に連れて行きます!まず名前を教えてください!」
・・・え?これ夢だよね?ハイクオリティすぎだろ、最近の夢はすげぇな。村とかあんのか、ファンタジーっぽいな魔法とかあんのかな。ん?そういえばさっきの魔法じゃないのか?
「おい、さっきのは魔法か?」
「え⁉︎む、無視ですかぁ?ま、まあいいでしょう、コミュニケーションをとることは大事ですからね。はい、そうです。さっきのは光の中級魔法「希望の光」と言います。」
中 二 キ タ コ レ
いっや〜まさか本当に魔法あるとは思わんかった。しかも、えっとなんだっけ?ホープ・レイ(笑)?だっけ?www
「何かバカにしてます?」
「イwwイヤwwwソンナコトナイヨwww」
「何ですか!その棒読み!ていうか明らかに笑ってますよね⁉︎」
む、こいつ地味にツッコミうまいな、まあいいや悪いやつじゃないってわかったからいいか。
「自己紹介するよ。俺の名前は————東城 遊だ———」
前話と比べたらよく書けたほうですよね?ね?
ていうか全然トラべってませんね、サーセン
では次話で、遊の能力が明らかになります。・・・・多分