東城 遊の消失
自宅で妹が絶望していることなど知らず、学校の近くにある人気の少ない空き地に、遊は向かっていた。
この時から、もうすでに異変は起きていた。
遊は、この異変に気づいた。もちろん異変だけだが。
そう、周りの人が全くいないのだ。いくら人気がないにして遠目に見れば一人や二人すぐに見つけれるだろう。だが異変は一つだけではなかったのだ。その時、遊は急いでいた。集合時間がもう迫っていたのだ、なので遊は走っていたのだ。それはいい、そう疲れないのだ。いくら走っても、どれだけ全速力で走っても全くと言っていいほど疲れてないのだ。だが遊は、その異変に気がついて引き返せばよかったものを、いつもの「まぁいいや」でそのまま進み、空き地へと向かった。
遊は、空き地へと着いた時三つの感情が渦巻いた。いつものいじめっこ達がいなかったのだ。だから遊は、今日はもういじめられないと喜び、せっかくの夏休みなのに呼ばせておいて自分がこないのかよと怒ったり、また人がいないという不気味さだ。だが遊は、精神的な疲れなのか、またただの気まぐれなのか置いてあった、比較的キレイなベンチに寝転んだ。
そして東城 遊はこの世界から消えた。
やっと回想みたいの終わったー。
次話は、1話めの続きになると、思います。
書き終わった後に言うのも何すけど、正直この回想いらなかったかも笑
まぁ姉妹さんのフラグ回収するかは、まだわからないけど、できれば回収させたいっすね。