王国改革編・第一章「串による民政改革、始動!」
串バトル大会から三日後。
異世界クシルガルド王国は、かつてない熱狂と希望に包まれていた。
「串様万歳!」「殿様のおかげで平和が来るぞ!」
街の至る所で焼き鳥の屋台が開かれ、串を掲げた子どもたちが走り回る。
庶民たちは長年の貴族支配に苦しみ、税に喘ぎ、強制労働に苦しんできた。
だが今、異邦の殿様・松平源之助の手によって、泰平の世が訪れようとしていた。
串評議会の設立
源之助はまず、王と貴族たちに直談判。
「この国は余が串で治める。焼き鳥の炭火の前では、貴族も農民も平等じゃ」
反発する貴族たちを、ねぎまノ串一本で論破。
熱した串の恐ろしさを見せつけ、誰も逆らえず。
翌日、王国初の**“串評議会”**が発足。
議題は串に関することから、税制、治安、教育、男女平等、魔獣対策に至るまで多岐に渡った。
串は武器であると同時に平和の象徴。
源之助はこう宣言する。
「民の口に旨いものあれば、争いは消え、笑顔が咲く。泰平とは腹の充足から生まれるのじゃ!」
串税廃止と無料炭火亭の設置
まず着手したのは**“串税”**の廃止。
これまで庶民は串を一本食べるにも重税が課され、貴族しかまともに焼き鳥を食えなかった。
源之助はこれを即日撤廃。
さらに国庫を開放し、**“無料炭火亭”**を各村に設置。
誰でも旨い焼き鳥を食べられるようにした。
村の老人は涙を流し、子どもたちは腹いっぱいに串を頬張る。
「殿様、ありがてぇ…!」
ユリカも目を潤ませ、タケシは興奮して踊り出す。
串による治安維持隊
次に編成したのは**“串治安維持隊”**。
武器を持つのではなく、串を携え、焼き鳥を配りながら悪党を諭す。
隊長に任命されたのは、かつての大会で敗れた騎士ガルド。
「串の力で世を平和に…これほど誇れることはない」
悪党には旨い串を一本差し出し、罪を悔い改めさせる。
拒めば、その場で“炭火の串突きの刑”。
たちまち国中の犯罪が激減し、村々に笑顔と香ばしい匂いが広がった。
民の声と新たな希望
源之助の改革は串一本から始まり、やがて
土地分配、農奴解放、女性の串治安隊参加、串祭り開催と、全土に泰平の兆しをもたらした。
「これが串の国か!」「生まれて初めて腹いっぱい食えたぞ!」
王都に響く庶民の声に、かつて強欲だった貴族たちも涙する者が現れるほど。
アルカ=レインも新たに串学校の教師として就任。
子どもたちに串打ちと魔法の調理法を教え始めた。
「私…ようやく本当の力を手に入れたわ」