感想を書くのが苦手な人へ
「感想を書くのが苦手」――
それは、かつての私のことでした。
素敵な物語を読んで、胸がいっぱいになる。
でも、その気持ちをどう言葉にすればいいのか分からない。
「何か伝えたい」けど、「どう書けば伝わるのか」で止まってしまう。
そんなとき、AIに尋ねてみたんです。
「感想を書くのが苦手なんです」と。
返ってきたアドバイスが、とても優しくて、思わずメモを取りました。
ここでは、それを私なりに整理して紹介します。
読後に一言、残してみたいあなたのために。
【1】感想は「うまく」なくていい。
感想は、上手に書くものじゃありません。
「感じたことを、そのまま届ける」だけで、立派な感想です。
たった一言でも――
・「泣いた」
・「好き」
・「心に残った」
それだけで、ちゃんと伝わります。
【2】迷ったら、使える“感想の型”
どんな作品にも応用できる、万能フレーズがあります。
・「テンポが良くて、一気に読みました」
・「○○というキャラが印象的でした」
・「世界観に引き込まれました」
・「素敵な物語をありがとうございます!」
書き出しに困ったら、ここから始めてみてください。
「読んだよ」の気持ちを伝えるだけで、作者は嬉しいのです。
【3】「感動した」を、どう言えばいい?
心が揺れたのに、言葉にできない――そんな時は、3つの視点で考えてみてください。
① 素直な気持ち
・「涙が止まりませんでした」
・「うまく言えないけど、心に刺さりました」
② 共感+自分の経験
・「○○の気持ちがわかります。私も似たことがあって…」
③ 余韻を言葉にする
・「読み終わったあとも、静かに余韻が残っています」
感じたことを、そのまま言えば、それで十分なんです。
【4】ネタバレが心配なときは?
内容に触れるのが不安なら、「印象」だけでも伝えられます。
・「後半の展開に驚きました」
・「読後、心が温かくなりました」
・「最後の一行に、息を呑みました」
必要なら「※ネタバレ注意」と一言添えるだけで、じゅうぶんな配慮です。
【5】自分だけの感想が書きたいなら
「他の人と違う感想を書きたい」と思ったら、こんな読み方をしてみてください。
・読みながら「心に残った場面」に軽く印をつける(心の中でもOK)
・読み終わったあと、自分が感じたことを数行メモしてみる
読解力より、“感じる力”を信じてください。
【6】嬉しい感想って、どんなもの?
作者が本当に嬉しいのは、「届いた」「響いた」「覚えていてくれた」感想です。
・「あの場面、息を止めて読みました」
・「○○の選択に胸が痛くなりました」
・「この作品に出会えてよかったです」
たとえ短くても、あなたの言葉が、創作の力になります。
【7】最後まで読んでなくても大丈夫
途中まで読んでる段階でも、立派な感想が書けます。むしろ「実況スタイル」が刺さることも。
・「3話まで読みました!○○がクセになります(笑)」
・「今のところ、展開が気になって止まれません!」
・「読んでるよ」のひと言が、作者の原動力になるのです。
【8】最後まで読んだからこその感想
完結まで読んだときは、全体の印象やテーマを伝えると、ぐっと深くなります。
・「前半は笑っていたのに、後半は涙が止まりませんでした」
・「あのキャラの成長に心を打たれました」
・「全体を通して、“赦し”というテーマが静かに響いていました」
読み終えたあとの余韻も、感想の大事な一部です。
【9】ちょっとズルいけど、効くテクニック
印象に残る感想を目指すなら、こんな“ひと工夫”も。
・「『○○』という一文が、心に刺さりました」 ← 引用+ひと言
・「○○を読んで、私も○○したくなりました」 ← 行動+共鳴
・「○○が主人公のスピンオフ、読みたいです!」 ← 妄想共有
感想に“あなたらしさ”がにじむと、それだけで特別になります。
【おわりに】
感想は「評価」じゃない、「拍手」なんです。
感想は、上手じゃなくていい。長くなくていい。
たった一言、「好き」と伝えるだけで、作者の心は動きます。
・感想は、レビューじゃありません。
・読者から作者への、小さな拍手。
だから、苦手な人ほど、どうか一歩だけ踏み出してみてください。
あなたの「見たよ」「感じたよ」が、だれかの創作を支えるのです。
きっとその一言は、だれかを笑顔にするし、創作を続ける力になります!