リアからの依頼 (2)
「リア、寝たか?」
「うん、さすがに泣き疲れたみたい。エレノアさんの部屋のベッドに寝かせてきた。」
「なんか謎めいたと言うか、ずっと一歩引いている感じがあったものね、リアさん。」
エイムもそれは普段の言葉遣いからも、同じ事を感じていた。
「しかし、ナディもレオンもいいのか?」
「なにが?リオキリルに行くこと?お兄ちゃんが決めたなら、私はついて行くだけだよ。」
「僕も。それに、リアもまだ心配だしね。」
まだ復興どころではない状況と噂され、まったく安全であるはずがないリオキリルに、リアを連れて行くだけなら、エイムは自分だけで連れていってもいいとも考えていた。
「まさか、お兄ちゃん。一人で連れていこうとか考えてないよね?」
ナディがリード・マインド(読心)なんて使えるはずもないのに、エイムはものの見事に見透かされて、明らかの動揺した。
「リアさんとはいえ、あんなきれいな女性とふたり旅なんて、もう嫁として絶対許しませんからね。」
そう言われるとエイムには反論の余地はない。そんなエイムにナディは顔を近づけて囁いた。
「それよりさ。次の目的地が決まって、また何日かベッドで寝られないかもな日が続くわけだし……今夜はね。久しぶりに夫婦三人だけの打ち上げも……ね?」
「今夜はいっぱいかわいがって欲しいな……僕も♡」
いつの間にか反対側の耳元に近づいてきていたレオンもそう囁いた。
ベッドがなくても、こないだはテントの中であんなに激しく求めてきたじゃないか?と一瞬、頭を過ぎったが、そんな野暮なことを口に出すはずもない。こんなかわいい嫁二人が誘ってくるのだ。不平など口にしては罰が当たるというもの。
「お姉ちゃんと二人で用意してベッドで待ってる。お兄ちゃん、ベッドサイドの水差し用意してゆっくり来て♡」
ナディもレオンも、どんどん女の艶やかさが増しているようにエイムには思えた。普段から積極的だったナディもその小悪魔的な魅力に磨きがかかり、さらにエイムの理性を狂わせ、普段は女性らしさを見せないレオンが、寝室の中では女の欲望を口にする、そのギャップが、またエイムの理性を狂わせる。
そんな二人に耳元で囁かれるだけで、エイムの理性は、すぐに正常に機能しなくなる。
水差しに水を入れて、ドアの前まで行くと、もうドアは開いていた。そこから、すでにネグリジェ姿のナディに手を引かれて部屋に入ると、レオンもネグリジェ姿で待っていた。
ランタンの光に照らされて、透けたネグリジェの下は、二人とも生まれたままの姿だった。
ナディが水差しを受け取ると、レオンがエイムに身体を絡ませ、そして、唇を合わせて舌を絡ませてきた。エイムが抱きしめると、レオンの身体は悦びに震えていた。そのまま、唇を放したレオンを抱えて、ベッドに寝せる。
「ああ、いいなぁ。私、そんな風に、お姫様抱っこされたことないぃ。」
ねだるように両手を広げて待っているナディをベッドサイドに迎えに行くと、ナディは口に水を含んで、それを口移しで水を飲ませてくれた。
「うふっ、お水を持ってきてくれたお兄ちゃんにご褒美♡」
ナディが飲ませてくれた水は媚薬のように甘く、エイムの理性をさらに蕩かせていった。
そうしてナディも寝かせてベッドに座ると、待っていたレオンが待ちきれないとばかりに抱きついてきた。
「いつもナディが先だから今日は僕♡今日はいつもナディにするみたいに優しく愛して欲しいな。」
「じゃあ、私にはいつもお姉ちゃんにしてるみたいに激しくしていいよ♡お兄ちゃんの好きなように、ナディをお・か・し・て♡」
ナディとレオンが囁く甘すぎる淫欲の呪文の二重奏で、わずかに残っていたエイムの理性は跡形もなく消し飛んだ。
レオンの目を見つめながら焦らすようにじっくりと責めると、レオンはカラダを震わせ、ねだるような甘えるような熱い吐息を何度も何度も漏らした。
四つん這いにさせたナディを後ろか激しく責めると、ナディは汗を滲ませるほど紅潮させた身体を震わせながら、我を忘れたような悦びの声を何度も上げた。
そんなナディを見て、レオンはエイムの激しさを求め、乱れるレオンを見て、ナディは身体が満たされるまでエイムの優しさを求め続けた。




