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魔装変身 レビルオン  作者: 川端 大夢


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愛の巣を作ろう! (1)

 村を発って、まずはナディとレオン、リアの冒険者と登録のために、マルタに滞在して三日目、いよいよ三人の冒険者登録証が発行される日の朝、宿泊していた六花亭の食堂で、ナディが思いついたように当面の行動指針を掲げた。


「家を借りよう!」


「いきなりなんだ。」


「今、手持ちで金貨が四枚。四人でまあもって二ヶ月で使い果たします。そこで今、資金があるうちに、保証金と家賃を払ってしまって、ここマルタに家を借りれば、当面の宿泊費は宿に泊まるよりは節約できるし、そこで自炊すれば、食費も浮く!」


 ナディの完璧などや顔を前に三人とも口が挟めない。


「冒険者として生計を立てるめども急がなきゃだけど、それまでクエストをこなしていくための生活基盤の構築は必須です!」


「ナディ様のおっしゃるとおりだと思いますが……なぜ急に?」


「お兄ちゃんが一緒に寝てくれないから、ベッドが小さい宿屋はもういや!」


 瞬時に顔を真っ赤にして慌てたレオンがナディの口を塞いで、周りを見渡した。幸い、すでにピークは去って、他の客は少なく、こちらを見た客も、一度いぶかしげな目を向けたくらいで、それ以上、視線を止めることはなかった。


 ずいぶん説得力があったと思えた話をした最大の理由はやっぱりそれか?エイムは頭を抱えた。




 それは昨日の夜のことである。


「お兄ちゃん起きて♡」


「あ、ナディ、おはよう。」


 村を出て、日が暮れる前に何事もなくマルタにたどり着いたエイムたちは、以前、ギルドが手配してくれた六花亭が居心地がよかったことをまだしっかりと記憶していて、訪ねてみると空いていたので、そこで即決した。

 次の日は、ギルドでのナディとレオン、レアの三人の冒険者登録手続きを済ませると早々とすることがなくなって、レオンがマルタに来たのは久々ということを聞いたナディが「みんなでデートしよう!」と言いだした。


 デートって、二人きりでするもんじゃないのか?と思いつつも、ナディとレオン、さらにはリアと、三者三様の美人に囲まれて、町を散策するなど、エイムも悪い気がするはずもなく、町のあちこちを散策し、あちこちの食堂や露店で、いろんなものを食べたり、飲んだり、物色したりしながら、復興が進んだマルタの町を歩き回った。

 そんな心地よい疲れを感じた身体で宿に帰ってきて、さらに夕食で満腹になって、エイムは部屋に戻ってすぐに寝てしまったが、まだ寝足りないくらいなのにナディにエイムは起こされた。

 しかし、目をいくらあけて、どこを見てもランタン以外に明るさを感じない。

 まだ夜だ。やっとエイムは認識した。


「いつお兄ちゃんが来るかって待ってたのにもう!ぐっすり寝ちゃって!もうかれこれ三日も、こんなにかわいい嫁を放っておくなんて、信じらんない!」


 口調は責め調子だったが、いつものネグリジェを着て、寝ていたエイムに跨がっていたナディの表情は笑顔だった。しかも、小悪魔感たっぷりの。そして、いきなり唇に重ねてきた。


「ふふっ♡こんなに硬くして……我慢しなくていいのに。ナディはいつでもお兄ちゃんのものだよ。」


 コンコン。


 夢中でナディの唇を貪っているところに、突然、ノックの音がした。その音で反射的に、ナディは毛布の中に潜り込んだ。

 こんな夜分に誰が?そう思いながら着ていたものを整え直して、扉を開けると、そこには外套を纏ったレオンが立っていた。


「明かりが漏れてたから。まだ起きてるかなと思って、少し話しない?」


「お、お姉ちゃん!」


 レオンと分かったナディが起き上がって声を上げた。


「な、ナディ……あ、あぁ!ナディ、一人で、ずるいぞ!」


「ずるいって何よ!お姉ちゃんだって、一人で夜這いに来てるじゃない!」


「よ、よば……ち、ちが!」


 立ち尽くしたまま焦るレオンを、ベッドから出てきたナディが部屋に引っ張り込んで、ドアを閉めた。そして、レオンの外套を開けさせると、やっぱりレオンもネグリジェ姿だった。


「やっぱりお姉ちゃんもヤル気満々じゃない。」


「や、ヤル気って。いや、これは……その……」


 もうこれくらいではレオンは下を向いても、顔を赤くしなくなった。


「先に来たのは私だから、私が先だからね!」


 ナディはレオンに先は譲らないとばかりにエイムにしがみついた。すると、レオンもすぐに開き直った。


「いいよ。わかったから。その代わり一回で変わって?ね♡」


 ちなみにここまでエイムの意思は一度も聞かれていない。もちろん聞かれたところで、もちろん否やはないのだが……


「お兄ちゃん、来て♡」


 レオンが机の上のランタンの火を強くすると、着ていたものをすでに全て脱ぎ捨てて、ベッドに手を突いて、大きく脚を開いて立ったまま、エイムを誘うように向けたナディの下半身が暗闇から浮かび上がってきた。


「ナディ、すごい……きれい♡」


 惹きつけられるようにナディに近づいて、自分も裸になったレオンはナディの太ももをなでて、そこにキスをした。


「や!お姉ちゃん。お兄ちゃんも早くぅ!来てぇ!」


 カラダをくねらせ、ねだるナディから滴る密を、じっくりエイムは味わった。


「切なそうなナディ、かわいい♡」


 声にならない声を上げるように口を開けて、さらに激しくカラダを震わせるナディに、レオンは優しくキスをした。

 レオンに唇を奪われ、エイムにカラダを愛でられて、ナディは脚がガクガクさせ、ついに立てなくなって、レオンにしがみついた。


「エイム、ナディはもう限界みたい。」


 レオンはそう言ってナディを抱きかかえてベッドに座らせると、ナディの後ろに回って、ナディを足を大きく開かせた。


「や!恥ずかしい、お姉ち……!あ、やっ!」


 ナディの言葉をレオンはキスで止めた。すると閉じようとしていたナディの脚から、力がどんどん抜けて、レオンに押し広げられるままに大きく開きっぱなしになった。


「ほら、エイム。早くナディの中をいっぱいしてあげて♡」


 そうレオンに促されて、ランタンの光で瑞々しく煌めくナディの中にエイムは入っていった。身体を激しく震わせたナディの言葉にならない声が甘く部屋を満たしていく。


「あ!ひっしゅご……ひいぃ!」


「だぁめよ。夜なのに大きな声出しちゃ。」


 レオンがナディのまた口を塞ぐと、ナディの身体がさらに激しくビクビクと反応した。そこへエイムがさらにナディの奥へと進んでいくと、ナディも巧みに腰を使って、その反応は時を追うごとに、さらに激しさを増していった。


「ふ、ひぐぅっ!」


 その身体がしなやかに反りらせるほど、行き着くところまでたどり着いてナディの身体はピクピクと痙攣し始めた。

 レオンの唇から解放され、ひとしきり漂っていたその快感の中から帰ってきたナディは、まだ激しいままの息を整えながらエイムに抱きついて、さらに余韻と幸福感を味わった。


「お兄ちゃんとお姉ちゃん二人に愛されている感じがして……頭が真っ白になっちゃった。今までで一番気持ちがよかった。これで私も、やっと大人の女になれたのかなぁ。」


「ナディ、よかったね。」


「うん。すごく幸せ。」


 ナディはそう言ってレオンとキスをして、力尽きるようにベッドに横になると、そのまま目を閉じて幸せそうに眠ってしまった。

 そんなナディに優しく毛布を被せてからベッドから起き上がったレオンが、先ほどのナディと同じように椅子に手を置いて、エイムにお尻を向けた。


「次は僕♡もう僕、我慢できないから。大丈夫だから。来て♡めちゃくちゃにして♡」


 誘われるままに、本能のままに、腰をつかんでいきなり奥まで入り込んだエイムをレオンは難なく受け入れた。


「い、ひくっ!」


 もうそれだけでレオンは膝をガクガクとさせ、たまらず床に着いた。そのまま床で四つん這いになったレオンの腰を捕まえて、エイムが再び奥の奥まで入っていくと、レオンはカラダを震わせ、嬌声が溢れだしそうな口を必死になって自分で押さえていた。


「ま、待って、エイム。は、激しすぎるっ!」


「めちゃくちゃにしてっていったのはお前だろ。」


 もっとレオンが欲しいという衝動で理性を失いそうなエイムに、今度は仰向けにされ、さらに力強くエイムが中に入ってくると、真っ白になってしまいそうな自分を、レオンはエイムにしがみついて、その体温と鼓動を感じることで必死につなぎ止めた。


「す、すごぃい、すごぃぃぃいぃ!エイ……ん!!」


 声が次第に大きくなって、開きっぱなしになっているレオンの口を、エイムは唇で塞いだ。互いの口から入ってくる熱い吐息と甘い唾液が、媚薬のように互いに残った僅かな理性をも奪って、行き着いた先で、この上ない幸福感にレオンは満たされた。

 いつまでもエイムの身体を離さないレオンに覆い被さるように、エイムもそのまま眠りに落ちた。

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