表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔装変身 レビルオン  作者: 川端 大夢


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/37

レオンの初夜♡ (1)

「あ、やっと起きてきた。お兄ちゃん、もうお昼だよ!」


 エイムが起きてくると、ナディにレオン、リアまでリビングにいて、お茶を飲みながら歓談していた。


「おはようございます。エイム様。」


「ああ、おはよう。リア。」


 爽やかな笑顔で、声をかけてくれたリアの前に座ると、ナディがまずスープを持ってきてくれた。ずいぶん具だくさんだったが、起きたいきなりでも、エイムの身体は欲していた。おまけにうまい。一瞬でなくなった。


 それを見ていたようなタイミングで、ナディが今度はパンと厚切りにして焼いたハムを持ってきてくれた。


「お兄ちゃん、ちょっとがっつきすぎよ。ゆっくりよく噛んで食べないと身体に悪いよ。」


 よく寝た。精根尽き果てるとはこういうことかと実感して眠りについて、すっきり目が覚めると、一緒に寝ていたはずのベッドに、すでにナディの姿はなかった。

 リアが言うには、ナディは普通に朝、今、エイムが食べているものと同じスープをミネルバのところに持っていって、リアにも朝食として振る舞ったそうである。


 ナディはこの中で家事に関しては一番年下なのに、一番しっかりしているように思える。きっといい嫁さんになってくれるだろうと、エプロン姿で炊事場に立っているナディの後ろ姿を見ながら幸福感に浸っていたエイムが、強い視線を感じて横を向くと、そこに座っていたレオンが、目が合った瞬間、みるみる顔を赤くして下を向いて目をそらした。


「どうしたんだ?調子悪いのか?」


「だ、大丈夫。元気だよ。ぼ、僕、家に帰って、荷物を整理して持ってくるね。」


 そう言って席を立つと、そそくさとエイムの家を出て行った。

 レオンが空けた席に、スープのおかわりを持ってきてくれて座ったナディにエイムが聞いた。


「なんであいつ、何の荷物持ってくるんだ?」


「当たり前でしょ!私も、今日は自分の荷物を整理しに帰るけど、結婚したんだから、お姉ちゃんも私もここに住むの!」


 レオンの行動についてはエイムは納得した。


「でも、あいつ、顔、赤くなかったか?熱でもなきゃいいけど。」


「お兄ちゃん、真面目に言ってる?」


「え?!」


 ナディの声のトーンから、その逆鱗に触れたことをエイムは直感した。


「お姉ちゃんとキスしたの、結婚式の時が初めてだったんだって?私はもうてっきり、あの遺跡に行ったときに、お兄ちゃんに口説き落とされたと思ってたのに。」


「な!?」


「お姉ちゃん、いっぱいいっぱいなの!好きな人と初めてキスしてから、お嫁さんになって、今日は初夜だよ。たった二日よ?気持ちが追いついていかないのよ。きっと。」


「な!しょ…?!」


「当たり前でしょ!昨日は、私がお姉ちゃんにお願いして、譲ってもらったの!だから、今日はお姉ちゃん!」


「あ、いや……そういう……」


「ぐだぐだ言わない!そのスープの食べ終わったら、お姉ちゃんの手伝いと迎えに行く!分かった?!」


「はい。」


 食事を済ませるために前を向くと、リアが微笑んでいた。そして、その笑顔はナディさんの言うとおりにした方がいいですよと言っているようにしか、エイムには見えなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ