プロローグ1
むかしむかし
あるところに悪い神様がいました
その神様は大地を更地にし海を荒らさせて火山を噴火させた。
人々は戦うも虚しく敗れ去り暗く絶望に落とされた。
人々は祈った。
もうそれしかできないからだ。
だけども祈りが通じたのか
空に現れた黒い穴から7人の勇者達が舞い降りた。
7人の勇者達は悪い神様の作り出す魔物を倒し遂には悪い神様を封印することに成功しました。
7人の勇者達はその後国を作りそして、今があるのでした。
とある村のギルド、ここはある場所が観光地として有名でそれなりに繁栄している。
しかし、ここに来るには通常よりも獰猛で恐ろしい魔物が多く到着するにも一苦労する。
その為集まる人は屈強でかつ聡明な人が多い。
ギルドには荒くれ者から力自慢とさまざまな人で溢れる。
今日も今日とてギルドは賑わっている。
主に荒っぽさから
ドガァァァン!
ギルドの中から人が飛び出てくるが男は飛び起きて再びギルド内に入って行く。
ギルド内はわあわあと大盛り上がりで荒っぽさが外にいてもわかる。
「皆さーん喧嘩するのはいいですけど建物を傷つけないようにお願いしますねー」
「おう!分かったぜ!」
「やっちまえ!」
「俺はデカ男が勝つに賭けるぜ。」
「俺その逆な。」
盛り上がりを見せる中心の2人の男は互いに拳を振りかぶると体の大きい男が吹き飛びギルド扉まで飛ぶが扉に当たる直前に不自然な空中で不自然止まった。
「この騒音…まるで豚小屋だな……全く教養の無い連中だ。」
呟くその男は猛々しい甲冑に身を包み巨大な剣を腰に携えていた。
「邪魔だ。」
空いた手で掴んでいた大男を軽々しく投げ飛ばし壁に叩きつける。
周りの男達に睨まれながらも男はそのままカウンターまで歩き1枚の紙を叩きつけた。
「黒龍の討伐…それを受けに来た。」
男が発するその声に一同が静まり返り
「「「ハハハハッ!」」」
笑いが起きた。
「また来たぜ自分の腕を信じてやまない奴が。」
「惨めに負けて帰ってくるに1000ガルド賭けるぜ。」
「骨も残らないに3000」
「おいにーちゃん、悪いことは言わねえからやめとけ。命を無駄にするにはまだ早えよ。」
周りが好き勝手言っている中片腕の男が甲冑の男の肩を叩く。
「あいつは俺らが生まれる前から存在している化け物だ。かつては奴を倒そうと軍隊を出した奴らがいて、そいつらは仲良くあの世に逝っちまったよ。傷一つつけられずにな。」
事実であり、片腕の男はかつての自分を思い出しながらも語った。
実際、片腕の男もかつては実力者であったがその黒龍に片腕を失うこととなって今ではギルドの指南役とかって出ていた。
「そいつらが大したことないだけの話だろう。…俺は違う。」
そう言って甲冑の男は懐から銀色のカードを取り出した。
「これでも資格は足りないと?」
「…銀等級の三つ星……ハァ…勿体ない。資格は十分ですがその命を投げ出すには勿体無いですよ?」
「その伝説に終止符を打つのが俺だ」
「……わかりました。こちら依頼書ですので達成しましたら証明を持ってきてください。」
受付嬢は呆れながらも紙を用意し渡す。
渡された紙を受け取り踵を返し甲冑の男は出て行こうとする。
それと同時に入ってくる者が居た。
「「「せーの!」」」
ドガァァァン!
その掛け声と同時にギルドの扉は壊されて巨大な荷物を背負った小柄な男とその巨大な荷物を押していた女性2人が流れ込んできた。
そして転がりながらの入店でギルドを出ようとしていた甲冑の男が潰された。
「ふぅーう…やっと入ったわね。」
「荷物持ちさんは外で待っている方が良かったのでは?」
「ええ〜お腹空きました!」
そう言いながら3人は席に着く。
「「特大山盛りパフェ2つ」」
「え?…お2人決めるの早ッ…えーと…えーと」
「これでいいんじゃないチャレンジメニューってやつ」
「ふむ…よく食べる荷物持ちさんはこれでいいかと。」
「わかりました。じゃあチャレンジメニューで!」
ざわざわ
荷物持ちがチャレンジメニューを頼んだ瞬間。
ギルド内が一瞬静まり返り(2回目)
ざわつき始めた。
「また来たぜ自分の腹を信じてやまない奴が。」(2回目)
「惨めに負けて帰るに1000ガルド賭けるぜ。」(2回目)
「骨を残すに3000」(2回目)
「おい、にいちゃん…悪いことはいわねぇからやめとけ。命を無駄にするにはまだ早えよ。」(2回目)
話しかけてくるのは先ほどとは違い巨漢の男。
「あれを見な。このチャレンジメニューに敗れた者はその無様な姿を写真に撮られ晒されることとなる。」
「あ…あれは!」
4枚の写真で右から
・巨漢の男がチャレンジメニューの三分の一を食して机に伏せる写真
・巨漢の男が食べきれず地面に倒れて足だけが写ってる写真
・周りには水の空き瓶が大量に転がり水を飲んでチャレンジメニューに一切手をつけていない写真
・1人ではなく5人で挑み3分の2ほど食べ終えて全員が白旗を挙げて机に伏せる写真
が並べられていた。
「全部あんたの写真じゃない。」
「3枚目に至っては食べてすらいない。」
「1人で3分の1食べれるのにそこから4人も増やして食い切れないのかよ。」
「他4人は食が細かったんだ。」
「なんで呼んでんのよ。明らかに戦力外じゃない。」
各々がツッコミを入れている間に厨房から
「はーいチャレンジメニュー出来ましたので冒険者の皆様手伝って下さーい!」
「「「はーい」」」
「見た目悪そうなのにみんな良い子か。」
そんな冒険者たちがみんなで協力して持ち込まれたのは丸テーブルのほとんどを埋め尽くす大きい皿に、山のような料理の山であった。
「ちょっ!?…なんなのこれ化け物じゃない!」
「推定カロリー半月分とされる。」
現れた化け物料理に各々反応するが荷物持ちの男は静かに手を合わせていた。
「俺は…出された料理を必ず食い切る。それが俺のルールだ!」
荷物持ちの男がスプーンを使い勢いよく食べ始めるが
「はふっ……はふっ」
「猫舌!!」
「しかも意外と食べるの遅い!!」
明らかなスローペースに全員が驚いていた。
だが、ここからが恐ろしかった。
「はふっ……はふっ…あつ……美味い。」
「……う……そッ…なんで勢いが落ちないの…」
「しかも……もう半分も食べてる。」
見てる全員が荷物持ちの男を畏怖していた。
その体の何処にその質量が消えていくのか誰も分かってはいなかった。
「うめ……はぐっ……はぐっ…んぐぐ…ぷはっ………ごちそうさまでした。」
「「「「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」
「食べきった!」
「勝ったわ!!あの子が勝ったのよ!」
ギルド内は大盛り上がりで同伴だった女性2人も荷物持ちの男を抱きしめて持ち上げた。
そのうちギルド内の男達が彼を胴上げし始めた。
そうしてその騒ぎはその日の夜まで続いた。
「荷物どけてくれ。」




