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妖狐の血筋は大変
本当にありそう……。
ちなみに祈花兄弟はスズエに切ってもらう前は一か月に一回は必ず髪を切りに行っていました。
ジッとスズエがユウヤを見ている。
「ど、どうしたの?スズエさん」
さすがに気になったユウヤが尋ねると、スズエは頬に手を添えて「ひげがはえてる……」と呟いた。
「え、嘘!?」
「珍しいですね。ついつい見ちゃってました」
「早く言ってほしかったな……妖狐の血を引いてるからか生えてくるの早いし……」
ずぅうん……と効果音が聞こえてきそうだ。
確かに、ユウヤとシンヤはやけに髪の毛が早く伸びるなー、一か月で腰ぐらいまで伸びるよなー、なんて思っていたけれどそう言うことか。
「……髭は無理ですけど、髪の毛なら切りましょうか?」
スズエが提案すると「いいの!?」と驚いた声を出した。
「えぇ、時間ある時なら」
「それでもありがたいよ!」
それから、祈花兄弟はスズエに髪の毛を切ってもらっているという。




