年越し
年越しの過ごし方・デスゲームのキャラ達編です。着物着ていてほしいですね。
今年もありがとうございました。
「蕎麦が出来ましたよ」
エレンの言葉に、「今行くよ」とみんながリビングに来た。
「あれから一年かー……早いねー……」
ケイがテレビを見ながら呟く。
「スズエも去年は入院生活だったもんな」
「あの時はご心配をおかけしました……」
マミの言葉にスズエは苦笑いを浮かべる。
「あの、スズエさん。初詣は行くんですか?」
キナに聞かれ、「うん、毎年行ってるからね」と頷いた。そして少し考え、
「キナ、ナコ、おいで」
スズエがカーペットの方に手招きする。二人がそちらに行くと、スズエは畳の部屋から振袖を何着か持ってきた。
「せっかくだし、初詣にこれ着て行かないか?」
「それ、もしかして正絹?」
後ろからレイが覗き込んで来る。「えぇ、祖母が持っていたものなんです」と頷いた。
「高級なものじゃん、それ」
「スズエの祖父母って、本当にお金持ちだったんだね」
ユウヤとユミもやってくる。「まぁ、確かに……」とスズエは苦笑いを浮かべた。
「これは子供用なんですよ。私は着れないから、せっかくだしって思って」
「いいなぁ、私も来てみたい!」
「大人用もちゃんとありますよ。ナナミもそっちでいいか?」
「うん、ありがとう、スズエ先輩」
「じゃあ、持ってくるよ。男性用もあるのでそっちも見てください」
……スズエって、本当にお嬢様なんだなぁ……。
そんなことを思いながら振袖や着物を見る。
「着付けはどうするんだ?」
「明日、ユキナさんが来るから一緒に着つけるよ。私も一応出来るし」
シルヤに聞かれ、スズエは笑った。
「でも、タンスに入れっぱなしにならなくてよかったよ。あとは子供が出来てからかななんて思ってたし」
「ゴフッ」
子供、と言う言葉にランが舌を噛んでしまった。タカシはニヤニヤしながら「頑張れよー」とからかっていた。
「どうした?ラン」
「な、何でもねぇよ……」
「ボクも着たいなー」
「ボクの分もあるか?」
「人数分はあるんじゃないか?」
デスゲームに参加していた人達は次の日着る着物を選んで、年を越した。




