AIのテストデスゲーム
これでシルヤを選んでいたら……どうなっていたんでしょうね?
ちなみにここの場面はスズエ、シルヤ、ユウヤの誰かが選ばれます。
「少しいいかな?」
誰に票を集めるか話し合っていると、スズエが一度止めた。
「子供に入れるのはやめよう。フウとキナ、ナコとナナミには入れてはいけない」
「じゃが、足手惑いになるかもしれんのに……!」
「それは大人の都合です。四人はまだ未来がある。それを、私達が奪うわけにはいきません」
ゴウの言葉に、スズエはそう答える。
「でも、スズエちゃん……」
「言いたいことは分かります、アリカさん。そんなきれいごとだけじゃ、乗り越えられないって。でも、私は……彼らを犠牲にしてまで、生きたくはありません」
そういうスズエの瞳はまっすぐだった。曲がることがなく、前だけを見ていた。
「ほら、そろそろ決めないと時間が来るぞ」
シンヤがニヤニヤを笑っている。スズエはこぶしをギュッと握り、
「……私に、入れてください」
手を、上げた。
「なっ……!スズ!?何言ってんだよ!?」
「みんな、死にたくないんだ。だったら、言い出した私が責任を背負うべきだろ?」
「ダメだ!スズはまだ必要なんだよ!それならオレが……!」
シルヤとスズエが言い合う。まるで互いを死なせたくないと言いたげに。
「……君達は、いったいどんな関係なの?ただの親友……ってわけじゃ、なさそうだよね?」
それを見ていて、不安になったレイが尋ねる。二人は息をのんで、
「……私達は……」
「オレ、達は……」
「「双子の、姉弟です」」
そう、答えた。二人の顔は真っ青だった。
「シル、私はお前のお姉ちゃんなんだ。弟を死なせるわけにはいかない」
「姉さんって言ったって、たった数時間だろ?そんなの理由になんねぇよ」
二人の言い合いが終わらない。これで選んでしまったら……どちらかが、悲しむことになる。
「……ちょっといいかな?」
ユウヤが声をかける。
「ボクに、入れて」
この言葉に、スズエは目を見開く。
「な、なんで……」
「君達だって、まだ子供なんだよ。なんでそんな君達が、どちらが死ぬかなんて話し合いをしないといけないんだ」
お互いを死なせたくないから、自分が。なんでそんな話し合いをさせないといけないのか。
ユウヤは守護者として、兄として見ていられなくなった。
「もう時間だ。早く決めろ」
無情にも、終わりの合図が聞こえてきた。
「どうしたらいいかなー?」
ケイが緊張した様子で聞いてきた。彼としても、自らが犠牲になる覚悟があった。
「……お願い、私に、入れて……」
スズエが懇願する。彼女は知っているのだ、ここで生き残ったところで、どうせここから出られないと。




