お出かけ キナ・ナナミ・ナコ編
今度は年下組に着せ替え人形にさせられています。
次の日、今度はキナ、ナナミ、ナコがスズエを連れまわす。
「先輩!こっちこっち!」
「ナナミ、君一応、元剣道部なんだから腕を引っ張らないでくれ……痛いから……」
「スズエさん、これどうですか!?」
「キナは落ち着け」
「…………」
「ナコは無言でこちらを見ないでくれ……」
……スズエは絶賛着せ替え人形になっていた。
「……本当に楽しいか?」
「はい!先輩にいろんな服を着せることってなかなかないので!」
ナナミが目を輝かせてスズエに詰め寄った。……今日はこれで一日潰れそうだ。
「ほら、もうお昼だから食べに行こう。何がいい?」
スズエが時計を見て尋ねると、「あ、行きたいカフェがあったんです」とキナが引っ張った。
「本当にここでいいのか?私のおごりだからどこでもよかったんだぞ?」
「あたしはここがいいかな……?」
「三人で話し合って決めたので大丈夫ですよ」
「それならいいけど。ほら、選んで」
メニュー表を見ると、確かに三人が食べたがっているものばかりだった。
そのあとも、ショッピングに付き合っていた。
「若い子は体力あっていいね……」
「スズエさんも若いじゃないですか」
帰り道、そんなことを言いながら楽しかったと思った。




