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ブラコンだ
スズエがかなりヤバイブラコンだと言うだけの話。
本当にシルヤのことばかりだなこの姉貴……。
「なぁ、スズエ。ここから出たら何したい?」
タカシが尋ねると、スズエは「は?」と怖い顔をした。
「別に、シルヤが無事ならそれでいい。あの子さえ生きていたら私はどうなってもいいの」
何をいまさら、とスズエは告げる。
「無駄話はやめて、早く行きますよ」
そうして歩き出す。タカシはそれを見て、思った。
(……あいつ、ちゃんと自分のことを考えさせることからだな……)
ブラコンとはここまで酷いものかとため息をついた。
ちなみに兄貴の方もかなりのシスコンブラコンだった。




