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通常運転
彼らは通常運転です。
「……本当に早いね、君達」
レイがため息をつく。それもそのハズ、もうチケットの予約にガソリン入れに食事も予約を入れているのだ。
「守護者なら当然」
「うん何の理由にもなってないから」
「スズエさんが疲れたみたいですし……」
「君、本当にスズエ狂信者だね」
「たまには休むことも必要だよー!」
「うんそれは同意見だけどね?」
本当にこの三人は……。
「おいシルヤ、あんまり鍛えるな」
「スズ姉を守るためならこれぐらい当然だぜ」
「エレンさんもそこまで鍛えなくていいと思いますよ」
「スズエは可愛いので、ナンパする男が出てくるかもしれません」
ダメだ聞く気ねぇ。
もういいか……とすっかり慣れてしまった二人はそっとしておくことにした。