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スズエ争奪戦 その七
完結です。
結論、この人達スズエちゃん大好きすぎるだろ。
その日の夜、宣言通りにレイとランがやってきた。
「スズエ、一緒に夜桜見に行かない？」
「シルヤ達も誘ったんだ」
「そうだな……行こうかな」
そう言うと、二人はスズエの手を取り外に連れ出した。
「お、スズ姉！」
シルヤが手を振る。夜になっても元気なんだから……と思いながら駆け寄る。
「スズエ、桜がきれいですよ」
エレンも微笑みながら、スズエの手を握った。
「本当だね」
月明かりに照らされている桜が、とても美しい。守護者達もスズエに近付き、一緒に桜を見た。
「また来年も来るか」
シンヤの言葉に「それもいいな」とスズエは笑う。
来年もまた、争奪戦が行われるなど知らずに。
