表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
DEATHGAME ~chaotic world~  作者: 陽菜
163/756

卒業式(高校生組)

高校生組も仲がいいからなぁ。

ちなみに昨日の小説と同じ世界線(?)なのでレイさんと付き合っている前提です☆

 卒業式の日、クラスの誰もが泣いていた。

「大学行っても一緒に遊ぼうね」

「うん、約束だよ」

 そんな声も聞こえてきて、スズエはシルヤの方を見る。

「シルヤ、お前はサチのところ行かなくていいのか?」

「うっ……あ、あとで合流するし……」

 弟が顔を赤くしているところを見て、スズエはフフッと笑う。

「……行こうか」

「そうだな」

 二人で教室から出ると、黒髪の少女――サチが走ってきた。

「やっほ!一緒に行こう!」

「そうだな、そろそろ待っていそうだし」

 三人で学校から出ると、校門の前に目立つ四人組が立っていた。スズエ達はそれを見て小さく笑い、走り出す。

「兄さん!」

「スズエ、シルヤ。卒業おめでとうございます」

 エレンがそう言って微笑む。レイはどうやらランのところに行ったようだ。

 少し待っていると、レイとランもやってくる。

「おー、ラン。お前が学ランをちゃんと着てるところ、初めて見た」

「うっせぇよ、スズエ」

「ほら、これから食事に行くんでしょ?」

 ユウヤに言われ、九人は学び舎をあとにした。


「いやぁ、本当におめでたいねぇ」

 予約していたレストランに行くと、既にお祝いモードになっていた。

「あ、あの、本当に私もいいの?」

「いいって。この人達、こう見えていい人だから」

 サチが心配そうに尋ねてくるため、スズエは優しく笑う。

「本当にめでたいなぁ。レイも東大卒業だし、お前らも高校卒業したし」

「そうですね、教え子ではなくとも、門出を祝うのはうれしいものです」

 ほかの人達も微笑んで、卒業祝いが始まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ