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ホワイトデー ランバージョン
本命その二。
この四人しか書けなかった…(泣)また機会があれば今月中には投稿したいです。
「スズエ、これ」
所長室にいたランは不意にスズエに何かを渡してくる。
「……これは……金平糖?」
「ほら、バレンタインの時にくれただろ?そのお返しだ。こういうのしか買えなかったけど……」
「いや、これでも十分だ。ありがとう」
それにしても、とスズエは笑う。
「お前、意味を知ってて買ったか?」
「え、いや……」
「だろうな。お前らしい」
「え、何々?悪い意味だったか?」
「違う違う」
フフッと頬を染めながらもう一度「ありがとう」と呟く。
「あとで一緒に食事に行くか」
「そうだな。たまには」
その約束をして、仕事の続きを始めた。