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たまには構って
スズエがユウヤにかまってちゃんしています。
可愛いのでオッケーです。
「……スズエ、何をしているの?」
ユウヤが仕事を中断して尋ねる。
なぜか、スズエがフウを持ち上げてユウヤの頭に乗せているのだ。スズエは仕事が終わっていたらしく、フウに構っていたのに。
「お父さんにかまってちゃん攻撃中」
「うー!!」
スズエの言葉に共鳴するように、フウも笑った。
「もうすぐで終わるから、ちょっと待っててね」
「やったねフウ、お父さんに効いたみたいだよ」
「あー!!」
ユウヤが答えると、スズエとフウはさらに引っ付いた。
(可愛いなぁ)
そう思いながら、ユウヤは二人に構うために仕事を続けた。