表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
DEATHGAME ~chaotic world~  作者: 陽菜
125/756

安心するぬくもり

レイさんと結ばれた時の話です。

そりゃ、死ぬ瞬間なんてトラウマになるよな……。スズエや別作品だけど蓮とかシンシアが特殊なだけで。

「や、やめ……!!死にたくな……!」

 レイがそう懇願するも、巨大な刃は彼の首めがけて――。


 ハッと、レイは飛び起きる。

「キャッ!?……どうしました?レイさん」

 まだ眠っていなかったらしく、スズエが驚いたように彼を見た。

「な、なんでも……」

「なくはないでしょう?大丈夫ですか?」

 スズエがそばに来て、レイの頭を撫でる。

 ギュッと手を握り締めた。最初は怖いと思っていたのに、いつの間にか惹かれていた彼女。

「……あの時の夢を見たんだ。殺されるときの……」

 レイは一度死んだ。それは紛れもない事実。今なぜここにいるのかと言えば、目の前の彼女が蘇らせてくれたからに過ぎない。

 スズエは優しく抱きしめた。

「そうだったんですね、大丈夫。あなたはちゃんと生きているし、私もそばにいます」

「……うん」

 そのぬくもりは安心するものだった。まるで恐怖を溶かしてくれるように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ