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うん……ここの男兄弟に何言っても無駄☆
本 当 に そ の 通 り ☆
この子達は仲良すぎてもはや誰にも止められない……。
「シルヤ、君は女ものの下着買うって抵抗ないの?」
レイに聞かれ、シルヤはキョトンとする。
「……恋人の下着を買うのは恥ずかしいでしょ?」
「まぁ、そうっすね……」
別のたとえを出すと、シルヤはコクッと頷く。
「それと同じで、姉のものを買うのは恥ずかしくないの?」
「え?なんでっすか?」
ようやく分かっただろうかと思ったが、首を傾げられた。
「姉のものを買うのはおかしくないっすよね?兄さんも買ってくるし」
「……少なくとも俺は、妹のものを買ってはこなかったよ……」
ダメだこの子達に何言っても無駄だ。重度のシスコンすぎて羞恥心がなくなっている。
レイは遠くを見てしまった。