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突如始まる事態

趣味で書いているので温かい目で見守ってください。

アゼリア大陸 ケルニアフォルス州ジャガン郡にて

二ラバ・ラムス・クラーフ カオスエルフ族長視点


「周辺で警戒していた海軍から不明な艦隊らしきものがこの場所から2km先で上陸を行いました!これに対してアゼリア大陸ケルニアフォルス州の『サラザール・エル・ディアンテ』州知事が州軍の召集と、帝国陸軍に対して出動要請、それとともにこのジャガン郡の徴兵可能者は即刻銃を持って民兵を組織、徴兵不可能者(女性や子供)は即刻近くの街へ避難が命令されました!」


な、何だと、あいつらが追ってきたのかここまで?!


「了解!仮名としてここにいる今後組織される民兵組織を『ジャガン民兵軍』と名付けるがその指揮官は?」

「あなたであります『リアム・リジル・デッカード』保安官殿!あなたはサヴァール公爵の血筋を持つ立派な公務員であり、国に尽くす者!あなたが相応しい」

「よろしい!私が指揮を取りましょう」


ちょ、ちょっとまて


「ま、待ってください!?その上陸してきた奴らは我々と因縁があります!」

「因縁?どういうことですかクラーフ族長殿」

「そ、それは……」



アゼリア大陸 ケルニアフォルス州ジャガン郡にて

リアム・リジル・デッカード ジャガン保安官にしてジャガン民兵軍司令官の視点


「………奴らは我々カオス・エルフの絶滅を目的とする宗教『ガラクス教』であるからです!」


ガラクス教?なんだその宗教


「ガラクス教の教えは至って簡単『異種族の絶滅』そのために我々以外にもエルフ、ドワーフ、亜人なども虐殺し、そしてエルフなど異種族に協力的な人間を『異端』として吊るし上げ、私のいたところでは恐怖な宗教です、そして最も敵視し、殺すことが推奨されているのが我々『カオス・エルフ』ということです」


「なるほど、だが何故カオス・エルフを殺すことが推奨されているのだ?」

「それが………我々の膨大な魔力を狙ったものかと」

「魔力?それなら奴隷にすればいいも思うのだが……」

「ええ、我々の魔力が目的ならそうするはずですが、話によると『殺すことで魔力とその魂を捕獲し、魔力は我々の研究やら必要なものに魂は無制限に魔力を作り、魂が枯れるまで行われる【魔力供給機】にブチ込まれる』というものがありまして……」

「なるほど生きさせるより殺したほうが利益とリスクが回避できるからか……まぁなんと残酷と言っていいのか合理的と言っていいのか………」


まぁ我々の政府も魔力を持った犯罪者を酷使させてるから同じかな?まぁ人様に迷惑かけたクソ野郎と当然のごとく殺されるカオス・エルフを比べるとクソ野郎を酷使するほうが()()()()()()だな。


「なるほど、それで?」

「そのものたちは魔法師が多く、私から見れば魔法師がいなさそうなあなた方に分が悪いと思うんですよ」


なるほど、こちらを心配してくれたのか………まぁそんなことされても堂々とこっちの領土にきたものに逃げろとはできないな……


「分が悪いなら結構、ならあらゆる手段でもって愚弄すればいい」

「ですが……」

「クラーフ族長がこちらを心配しているのはわかるが、あなた達も避難したほうが良かろう、早く」

「こちらの問題をあなたたちが解決しなくても………」

「良いですから避難してください!いいですね?」

「わ、わかりました」



アゼリア大陸 ケルニアフォルス州都『フォルスメント』

第三者視点


「サラザール・エル・ディアンテ州知事、こちらが先程届けられました上陸してきた組織の内容です、それと軍は『クルジュハシュダ連合王国』の騎兵隊の出動も命令しました」

「なるほど………異種族を絶滅させる宗教団体か……なんとまぁカオス・エルフとかいう奴らは厄介な物を持ってきたもんだ、皇帝陛下は一見人間に見えるが中身は人間とは違う生き物だからな、粗奴らが皇帝陛下を異種族として殺すもしくは絶滅させようとするとアゼリア大陸の3つの連合王国の臣民達が怒るぞこれ……」

「ええ、これは帝国議会のあらゆる政党が爆発しますし、皇帝陛下を信仰する『帝聖教』の枢機卿、大聖教、聖官たちを怒らせますね」


補足 帝聖教とは 初代皇帝イングリアを神として崇め、歴代皇帝を『聖皇猊下』として神の代理人とした、帝室この宗教を創建に関わったことはなく自然発生的に誕生した宗教で国内の大部分をこの宗教を占めたことで帝室は帝聖教を認めたが、自らを神の代理人として帝聖教の指導は行わなかった。

事実上帝聖教を指導しているのは枢機卿たちであり、その中から『ブリタニカ枢機卿』が指導者的役割を行っている。

狂信者も多く、各地には『帝聖騎士団』が配置されており、このフォルスメントにも帝聖騎士団が配置されている。


あというとヴィクトールがステータスオープン時に称号に『聖皇猊下』がないのは上の通り指導をするつもりもないし、勝手に聖皇猊下と言われてるため、称号の一つとして加えられない(皇帝が認めて、指導する場合称号の一つになるが逆に神格化されて、現人神という称号も獲得してしまう)


「ああ、あの狂信者がこんな話を聞いたらどうなるか…………あ」

「ん?どうしました州知事、固まって………あぁ………す、枢機卿!?」

「ええ、枢機卿です、それで誰が狂信者で何が怒るって???」

「「あぁ………」」



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