執務室へ
趣味で書いているので温かい目で見守ってください。
ブリタニカ帝国帝都ロンディルムの宮廷の執務室にて
ヴィクトール一世視点(矢濱龍太郎)
ここが私の執務室か……緊張するが、まぁ当たって砕けろの精神だ
ガチャ
「おお、皇帝陛下、お寝覚めですか」
「ああ、余が寝てる時に何か問題が起きてたと聞いたが、総督府との連絡が繋がりにくいということか?」
「ええ、一部機能してますが、遮断されていいのかわかりませんがそうゆう状況です、皇帝陛下の能力で一応総督に連絡できますでしょうか?」
「わかった今やって見る」
えっと確かアゼリア総督の名前は「フルス・シャムダ・ディーゴ」だったはずだから、その名前でテレパシーを使えば……
『おい!余の声が聞こえるか?』
『こ、皇帝陛下であらせられますか』
『あぁ、余だよ。何故か知らぬが首相から総督府との連絡が繋がりにくいとの報告があったからテレパシーで連絡してみたが何か異変でも起きたか』
『は!こちらも本土との連絡が一部機能してないことがわかってたので現在その原因を調査してるところです、それと……』
『なんだ?』
『西部アゼリアにて難破船が漂着したとの連絡がさっき来まして、それも報告いたします』
『なるほど、とりあえず警戒レベルを普段のレベル5からレベル2に引き上げろ』
『レベル2ですか!………わかりました皇帝陛下、今を持ちまして、総督府ではレベル2の厳戒態勢に移らせてもらいます』
『とりあえず兵士たちには気をつけろと油断するなと言っとけ』
『了解致しました』
「で、どうでしたか皇帝陛下」
「ああ、総督とは連絡できたよ、あちらもなんでこうなってるのかわからないらしい」
「そうですか……」
「あと難波船が西部アゼリアに漂着したらしいから、余から現在のレベル5をレベル2にしろと命令をしたから本土でもレベル2にしろ」
「難波船が西部アゼリアにですか……わかりましたこちらもレベル2で厳戒態勢に行います」
「とりあえず周辺を見る目的で軍艦を本土から100メートルで警戒と調査をしてくれ、色々と異変が起きてる可能性がある」
「それは非常事態宣言をしませんといけませんな、内閣と与党、野党での会談を早急に行います」
「ああ、よろしく」
ブリタニカ帝国首相ハラルド・マルテ・シュガーディン伯爵からの視点
コンコン
「ああ、首相閣下、皆さん集まってますよ」
「すまん、情報整理やらなにやらやって遅れた、でどれぐらい集まった?」
「はい、首相以外に閣僚全員、与党の代表、野党の代表もいます」
「ありがとう、ではとりあえずだが確認していこう」
帝国首相 ハラルド・マルテ・シュガーディン伯爵(貴族院)
帝国副首相兼財務大臣 ウィリアム・シャリス・サヴァール公爵(貴族院)
帝国内務大臣 ジャック・シャベルス・コップ子爵(貴族院)
帝国陸軍大臣 ボリス・ウィル・ベンソン男爵(貴族院)
帝国海軍大臣 ウィンストン・カード男爵(貴族院)
帝国法務大臣 ラムゼイ・フォーリーフ(庶民院)
帝国外務大臣 クルト・シュマーク(庶民院)
帝国諜報大臣 カルザイ・マシュタ・カーデン子爵(貴族院)
与党保守国民党 ラベルト・ティーリア(庶民院)
野党国民労働党 カーザム・グラーツ(庶民院)
「うん、みんないるな……ん?この二人は?」
「連立与党と野党の第二です」
「あぁなるほど」
連立与党立憲君主党 チャールズ・コーテン・カープ伯爵
第二野党自由進歩党 マックス・クールベル
首相「とりあえずですが皆さんお集まりありがとうございます」
内務「いえいえ皇帝陛下がレベル5からレベル2にしたあとに呼ばれたらすっ飛びますよ」
首相「ハハハ、この二人は呼んではいなかったはずですが……」
財務「ああ、これは私が呼びました、この事態なので多くの意見も入れたほうがよろしいと思いまして」
首相「そうですか……とりあえず皇帝陛下の名の下に行動するとしましょう」
陸軍「陸軍と致しましては全てにおいて厳戒態勢で持って警戒します」
海軍「海軍と致しましては周辺海域の警戒と貿易船の護衛の2つをやります」
内務「内務省と致しましては警察を動員し、治安維持に努めたいです」
外務「外務省と致しましては周辺諸国との連絡ができるかを確認し、できなければ、私の予想ではアゼリア大陸総督府以外とは連絡ができない状況となります」
諜報「諜報省はこの事態に対してできることは皇帝陛下の護衛を近衛隊とともにやるか、周辺諸国にいたはずの職員との連絡ができるか確認致します」
財務「とりあえず財務省から言えることはこの事態で使われるお金の量がどれくらいになるか心配です」
法務「法務省と致しましては内務とともに行動をします」
首相「とりあえずこれぐらいですかね……与党と野党から話は?」
与党、連立与党、野党、第二野党「特にないし」
首相「ではいま言ったことで決定ですね、そしてそれとともに非常事態宣言を行いますがこれに反対の方は?」
首相以外「「「「「「「異議なし!!!」」」」」」」