会社がうまく回るために考える
ラブホテルの一室にて派遣型夜の店を利用。
千と千尋の両親がなったような醜い豚顔の自分が惨めにならないようにデブ専の店を利用した。派遣されてきたのは100キロぐらいの女性。
昨日までだったらそんな体型の女性なんて・・・という気持ちだったが、今の私は醜い豚顔で食欲も旺盛で太ってきている。だから、太っている女性の方が気楽だしお似合いにも思えてくる。
利用時間中は自分でも驚くぐらい、鼻息荒く興奮が長く続いていた。
利用時間が終了し、ホテルを出る。
性欲の豚化はひとまず解消されたが、再び食欲が増してくる。最寄り駅のスーパーで両手のレジ袋いっぱいなぐらいに飲食物を大量に買い込み、家に帰る。
家に着いてはスナック菓子を食べながらではあるが、私は考え始めた。
「さてこれからどうしていこうかな?」
「こんな状態でも会社がしっかりと回るようにしていかなければな」
管理職たるもの、会社がうまく回るように考え続けなければいけないという癖がついている。
・社員全員が醜い豚顔化
→それで業務が滞ることにはならないな。営業先の新規顧客にはこの顔を直接見せたら刺激が強すぎるかもしれないが、今は感染症対策でマスクをするのが基本なため、マスクさえとらなければ醜い豚顔であることも分からない。うちは容姿が業績に影響するような華やかな業界でもないしな。要は全社員がブサイクであるというだけなのでこれに関してはそれほど問題を感じない。
・社員全員の食欲が旺盛(豚化)
→これには何らかの対策が必要だろう。それこそ休憩時間を長くするとか。業績が維持できることが前提だが、福利厚生費としての飲食代等も考えていく必要性があるかもしれない。
・社員全員の睡眠欲が旺盛(豚化)
→これにも何らかの対策が必要だろう。食欲と同様の考え方で休憩時間を長くするとか、仮眠時間を設けるとかが手法となるか・・・?
・社員全員の性欲が旺盛(豚化)
→これが一番どうすべきか。今日のことを思い出す。部下達は仕事終わりの充実感や華金であることならびに自分達が醜い豚顔になったということもあってか、周りを気にせず、興奮し、鼻息荒く愛し合っていた。
前日まではそんな社内恋愛的なことは、仮にあったとしても隠れてやっていたであろうが、今ではそれを誰も隠さなくなっている。
であるならば、あからさまな社内恋愛行為は禁止とするのではなく、許容した方が会社としてはうまく仕事が回るのではないか。ただし、秩序がなくなってしまうと会社組織は崩壊するので食欲、睡眠欲同様、時間を増やすなり決めるなりして、この時間は何をしてもOK!
それ以外の時間は仕事に集中するようにすべきと月曜の朝に申し送り共有を図るか。
恒常的な会社のルールの変更であれば就業規則の変更等を提案する必要があるが、この豚化というのがいつまで続くか分からないし(一時的かもしれないし)、豚化が今私が想定しているレベルで終わるのかすらも分からない(豚顔化、食欲の豚化、睡眠欲の豚化、性欲の豚化でおさまるのか?)
であるのであればまずは社内ルールとして、
ある程度管理職が方向性を決めて周知する必要がある。
それでうまくいくかどうかは分からないが、現状に対応するために試行錯誤していかなければいけない。
どんな状況になっても
目的:会社の業績を維持向上していく
手法の1つ:社員が業績に寄与するような力を発揮できるように職場環境を整える
これを考えなければいけない。
自分なりのある程度の方向性が定まった。
気がつくと先程買ってきた両手のレジ袋いっぱいの飲食物が半分近くになっていた。
それなのに食欲はおさまらない。
おそらくこのペースだとあっという間に肥えるだろう。
私「これはダメかも分からんな(;^ω^)」
と思った瞬間、急激な眠気を感じベッドに横になった。
豚のように豚鼻を思いっきり鳴らしながらイビキをかき始め、私は眠りについた。
本作のように豚顔化とか豚化はさすがにありませんが、日々会社がうまく回る仕組みを考えています。
会社がうまく回っていない状態がある時に、それは何なのか?その原因を解消するために何ができるか?とかいろいろ試行錯誤しながらやっています。
本作を書いているので、もし本作同様、全社員が醜い豚顔化や豚化しても対応できる(?)ように・・・。
その練習的な意味でも書いています。
困難と思える状況でどのように対応していくか、
それが管理職の難しさでもあり苦しさもありますが、
それなりにでも対応できた時には管理職の醍醐味も感じます。