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女神の雫〜ルタルニア編〜  作者: 山本 美優
少年、少女 それぞれの理由
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女神の雫の物語

 これより語るはいにしえ

 女神の雫の物語

 

 命の神たるフロディア様は

 己の力をそれぞれ与え

 三つの種族を創られた


 一つは 女神の一雫

 『魔力』を秘めし 魔族たち

 しかし 見た目のその姿

 神より遠く かけ離れ


 一つは 女神の一雫

 『創生』の力を秘めし 精霊たち

 見た目は神に近しいが

 その身に触れるは敵わない


 一つは 女神の一雫

 『智慧』を秘めし 人間たち

 見た目は神に最も近く

 触れ合うことも許されど

 とても儚き命なり


 女神の大地 『楽園』で

 三つの種族はお互いに

 それぞれ支え合いながら

 仲良く暮らしておりました

 楽しく暮らしておりました


 しかし 平和は続かない


 力ある者 世を統べる

 今も 昔も 変わらない


 魔力を秘めし 魔族たち

 己が一番強者だと

 人間 精霊 すべてを滅し

 『楽園』全てを我等われらのものと

 せんが為にと 力を振るう


 しかし 神の御力みちから

 三つで一つなりぬれば

 最も優れたものは無し


 『智慧』と『創世』その前に

 『魔力』を持ちし 魔族たち

 地底 深くに 封じられ

 地底 深くに 封じられ


 しかし 平和は訪れない


 己の生み出し三つの種族

 互いに争う その姿

 目にした女神は心を痛め

 争う種たる『楽園』を

 己の涙に 隠したもう

 己の涙に 隠したもう


 その後 人間 精霊は

 別なる地へと 運ばれて

 別なる地にて 生きていく


 女神の言葉 胸に抱き


 時が来たら 還しましょう


 時が来たら 帰りましょう


引っ越した時に小説データを入れたメモリスティックを紛失してしまい、新たに書き直しました。

そのため、以前投稿したものと、登場人物等の名前が一部異なります。

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