7話村長との話 1
遅れてすみません。
大学の第一志望落ちてショックで更新遅れました。
「すみません、門番のガルドです。領主様にとりついでもらいたいのですが、可能でしょうか?」
(嘘、おっさん敬語なんて使えたの!?)
「あんたか、村長は執務室にいらっしゃる。そこで仕事しているだろうから行ってみるといい」
「ありがとうごさまいます。じゃあ、あんちゃん行くぞ」
「わかりました」
村長の家は派手ではなくというよりむしろ質素な趣だった。
歩くこと5分、木でできた立派な扉にたどり着いた。
コンコンッ
「門番のガルドです。村長はいらっしゃいますか?」
「おう、いるから入っておいで」
「わかりました、自分の他に少年が一人います。今回自分がここに来た理由と合致するので入れてもいいでしょうか?」
「あいわかった、少年も一緒に入ってきなさい」
「ありがとうございます」
村長から許可をもらってから俺たちは村長の部屋に入った。そこは屋敷のイメージと同様に質実剛健といったような風貌であった。
「それで、今回の要件はなんじゃ」
と、言ったのはいかにも村のおじいちゃんと行った雰囲気のおじいさんだった。
「はい、この少年は魔の森を抜けてきたそうです。それで、森のかなり浅いところで森ズリーと遭遇したとのことです。他にも話を聞く限り、魔物の数が増えているのではないかと思い今回報告に来た次第です。」
(すごい、完結かつわかりやすい説明だな)
「魔の森を抜けてきただと、たった一人でか、やるのう。孫に嫁に出したいぐらいだわい。」
(おじいさん、何処の馬の骨ともわからないような奴に簡単に孫を渡しちゃダメだと思うんだけど…)
「まぁ、冗談はさておき、対策せねばなるまいな。
少年、どうして魔の森を抜けたのじゃ」
(どうしようかな、異世界から語った説明したほうがいい気がするな。偽っても仕方ないし、味方は多いほうがいい。)
「ガルドさんには申し訳ありませんが、隠していたことがあります。俺、いや僕は襲われたわけではないのです。」
「どういうことだ」
急に威圧感の増したガルドにビクッとした俺は震えた声で、じぶんがなぜここにいるのか、なぜら魔の森を抜けざるを得なかったのかを伝えた。
「なぁ、少年。なんでこんな風にうそをいったのじゃ」
おじいさんは優しい声で俺に問いかけた。
「僕は、あ、あのいきなり森に召喚されて心細くてでも、頼る人はいなくて門番の人に言っても信用されないとおもったし、この世界では身寄りのない孤児みたいなものだから何かに縋ってないと心が持たなかったからです。森の中では、生きなきゃいけないという感情でいっぱいだったけど、人に会って急にこの世界にひとりぼっちっていうことがわかってそれで、それで、、、」
気づいたら俺は、目から涙が止まらなくなっていた。
すると、おじいさんは優しく俺に胸をかしてくれたのだった。
こういうおじいさん好きです。優しさが本当に心を救ってくれるので
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