4話 熊狩りの 成果
小説を書いてて少し原作者の方の気持ちがわかった気がします。
森ズリーを殺して、漏らした服を処理した後
(近くに川があったのでそこで洗って干している)俺はステータスを確認した。
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名前:アキナリ=サトウ
種族:異世界人 性別:男 年齢:18 職業:武闘家 LV.8
能力:
生命力70
体力65
力50
魔力40
防御力50
俊敏80
知力45
器用72
ユニークスキル:
器用貧乏 異世界言語 鑑定 LV.1
火事場の馬鹿力
スキル:
武術系統
蹴術LV.2 針術LV.1
技能系統
算術LV.8 速読LV.3
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自分よりも格上の魔物を倒したからなのか、
じぶんの心の器的な何かがせいちょうしたのか、
また、その両方なのかは定かではないが
レベルが6も上がっている
それに伴ってステータスが物によっては2倍以上になっている
諦めかけて、それでもなお抵抗した証として
ユニークスキル"火事場の馬鹿力"が発現した
スキルにその場しのぎで試した杭での攻撃がスキルとして発現した
スキルが発現するのは、これが普通なのか
ユニークスキル"器用貧乏"が影響してるのか
どっちなのかは今のところわかっていない
考察を終わらせた後俺は、戦ってる時に作った杭を更に削って作ったナイフを使って
吐きそうになりながら森ズリーの死骸を解体した
そして削った時に出たおがくずと、余った杭と木の枝を使って火を起こし、熊肉を焼いて食べた
俺にとってこれは異世界初のまともな食事だった
(美味い…本当に美味い…日本にいた時はこんなにありがたみを感じたことはなかったな…)
俺は生き物の命のやり取りがこんなに重いものだとは思っていなかった。
だからこれから命を頂戴することをこれからは刈り取った命に感謝することを心に決めた。
肉を食べ終わる時には朝日が差し込んでいた。
(あれ、もう朝か…まるで黄○伝説のよ○こみたいだな笑。笑って見てたけど本当はこんなにきついのか)
俺は改めて彼らを尊敬することにした。
森ズリーの肉を食べたことでだいぶ心にゆとりができた俺は、街を見つけると言う目的のために再び行動を始めるのだった
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異世界に来て2日経った俺は、昨日の反省を踏まえてまず最初に活動するために必要なものを集めることにした。
まず作ったのは森ズリーの皮を杭で穴を開けて蔦で縛った簡易的なズボンと防具
そして肩掛け式のバッグそして大きい背負えるバックを作った
(昔から無駄に器用だったのが女子みたいで嫌だったけど、この世界に来て器用でよかったって初めて思えたな)
そこから食べ物をとって
そのあとは火を起こすのに必要な道具を作った
(文明の利器ってすごい何度もこの知恵に助けられてるなぁ)
そんなことをしていたらまた日が暮れそうに
なったので今度は昨日のミスを踏まえて
木に登って様子を見ることにした
だが、あまりに疲れていたため、そのまま木の上でいつの間にか寝てしまっていた…
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(あれ知らない天井だ、ってか天井がない)
寝ぼけていた俺だがすぐに状況を把握することにした
今回は奇跡的に何にも遭遇しなかったからよかったものの自分の危機感のなさに改めて喝を入れて
行動しようと思った
(というか、、、本当に何もなくてよかった)
それは、さておき木から降りてまた歩き始めると
前の方から喋り声のようなものが聞こえてきた
「いやー、今日は何が取れるのか楽しみだな」
「ほんとね、もしかして森ズリーとか出たり」
「こわいから、そんなこと言うなよ俺らなんか森兎が精一杯だよ。そんなことやるのは村のベテラン狩人か、ただの馬鹿だけだよ」
「まぁ、それもそうか笑 まぁ、ここからは切り替えてやってかないといけないから集中しよう」
「んなこと、わかってるよ。んじゃ頑張ろうぜ」
「うん、そうだね」
その時俺は
(もしかしなくても、あいつ強かったんだてっきり、かませ犬…(熊だけど)みたいなやつかと思ってたのにめちゃくちゃつよかったんじゃん。よくあんなのに勝てたよなまぁ、生きれて本当に良かった)
そんなことを考えていると、
男二人は森へと姿を消していった。
やばい、あの人たちに村の場所聞いておくんだったな
そして後悔しつつも、彼らが通ってきた道を逆走して村に向かうのだった
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