21話 夜蛛と魅鵜瑠
こんばんは きいです
今回は大惨事試験ですねw正直回想シーンなので分けるつもりはなかったのですが、思いのほか前回が長くなってしまいやむを得ず分けることにしました(これは前回言うことでしたね)
なので今回が回想の本題となります、わかりずらく、かつ読みずらくなってしまい申し訳ありません
それで今回の話なのですが、上に書いた通り反省の意として私なりにすごく頑張りましたので楽しんでください、予想ですが『頑張るとこが違う!』と思われる気がします
長々と失礼しました、それでは本編に行きたいと思います
どうぞ
ー日本軍特別入隊試験、第三次試験会場ー
「さて着きました…ここは軍が所有する森です、そして第三次試験会場です」
幻舞の言う森とは受験者全員が目にしている中が見えない巨大な建物のことである
「ここは…一体なんのための場所なんだ?」
「いい質問ですね…ここは軍の訓練場の一つで、尉官以上つまり士官がだけが使用することを許された施設です」
「うぉー、士官しか使えないとこを使えるなんて期待してんのか?」
「まったく要領の悪い、まあ俺も他人のこと言えるほどよくもないんだがな…」ボソッ
「あなたたちはなぜこの森が下士官は使用禁止か疑問に思わないんですか?この森はですね、そんな軽い気持ちで足を踏み入れたら死にますよ」
「「「えっ!?」」」
「し、死ぬって嘘でしょ?」
「本当です…この森は魔法によってあらゆる空調設備が特殊に整えられているため、日本では観測できないような生物も存在しています、中には世界中探してもここにしかいない生物だっています、全てが人を襲う程の獰猛性があるというわけでもありませんが、訓練中に大怪我を負った例もないわけじゃありません、なので一次二次同様ここで帰ってもらっても一向に構いません」
「し、死にたくないよー」ピュー
「私もちょっと…」
「こ、こんなのやってられないわ!」
一次試験二次試験通して辞退者は一人もいなかったのだが、ここに来て続々と帰っていった、残った受験者は千鹿達を含めさっきまでの4分の1以下になった
「意外と残ったな…ではこれから5つの五人小隊に分けていよいよ第三次試験を始めたいと思います」
「あのぉ、まだ詳しいルールを聞いてないんですが…」モジモジ
「もう、ちゃんと大きい声で喋んな!」パシン
「痛いよ、涼姉ちゃん」
お姉ちゃんと呼ばれた女は背中に一発喝を入れた
「そうでしたね…では小隊の組み合わせを発表してから説明します、それでいいですか?」
「あ、はい…」
「それでは第一小隊から発表します
第一小隊:2番椎名 大牙、9番信楽 飛鳥、38番常盤 華和、39番常盤 涼和、40番常盤 潤和
第ニ小隊:3番篝 愛紅美、7番鳳 拓相、85番麻呂部 不劉、98番焔 南夢、353番楠木 夜蛛
第三小隊:4番蜂宮 円、5番蜂宮 祭、29番炉香 凜、49番笹渡 嘉夢羅、67番長谷沼 刃樹
第四小隊:8番皇 撫子、10番風早 千鹿、17番佐奥 豪輝、51番冨嵐 白斗、73番黄瀬 凌真
第五小隊:1番鳳 楓、6番神代 遥、20番水間 竜也、57番煌 弦留、71番東雲 美紗希
…以上になります」
「遅刻先輩かよぉ」
「ち、遅刻って、それゆーなし!」
「うふふ、愛紅美ちゃん有名人だね」
「当たり前ですよー、入試に遅刻して一年遅れるなんて、ふつーそんなことできないですってー」
「もう、楓!それに姫殿下まで…」
「ちがーう、わたしは撫子!ちゃんと名前あるんだから覚えてよねー」
「あ、はい、すいません撫子さん」
「んー?」ムカムカ
「愛紅美ちゃん、撫子ちゃんに敬語はタブーだよ!」
「え、えっーと、ごめんね…撫子…ちゃん」
「はい、遅刻先輩!」ニコッ
「そ、そっちはそう呼ぶのね」ムカムカ
「ゴホン、それでは第三次試験の詳しい説明をします…まず、小隊の中で一人将軍、つまり小隊長を決めてください、決めたら説明が終わり次第僕に言いにきてください、言いにくるのは本人じゃなくても構いません、一度言ったらもう変えれないので慎重に選んでくださいね」
「「「どうする?」」」コソコソ
「そして、勝利条件は他の小隊の将軍の首を僕の元に持ってくることです」
「な、なに!?」
「そんな狂った試験があってたまるか!」
「あはは、想像以上の反応ですね、今のは冗談ですよ…本当の勝利条件は他の正体の将軍ただ一人を僕の元に連れてくることです、ちなみに僕のとこに二人で来て、その二人とも将軍だった場合はへばってる方の負けとしますので気をつけてくださいね…さて、そろそろ始めますのであれを見てください」
幻舞の入試時の楓のように今度は幻舞が、指をさした方には入試の時と同じく電光掲示板のようなものがあった、しかしそれは宙に浮いていた、なぜならこれも魔工具だからである
「今から五分後、第一小隊にこの森へ入ってもらいます、そして第一小隊が入ってから5分経ったら、次は第二小隊に入ってもらいます、このようにして第五小隊まで入ったら、それから十分後にさっき見てもらったあれが開始の合図を出してくれますので、そうしてやっとスタートになります…では第一小隊は僕に将軍を言ってから入ってください、他の小隊も、もう決まってたら今言ってもらっても構いませんよ」
「将軍を決めるのもそうだけど、お互いのことをもっと知らないと…私は炉香 凛、火属性の拘束系と幻覚系の魔法合成が得意かな、それと武器はこの“呪鎖カクンテ”、今は見せられないけどね」コソコソ
「俺は笹渡 嘉夢羅だ、そして得意な魔法は光属性の付与系魔法、それをこの斧“ハボン”に付与して戦う魔法斧術が俺の基本戦術だ、よろしく」
「俺の名は長谷沼 刃樹、基本的に地属性拘束系魔法しか魔法は使わない、武器は“妖刀-刹那”、以上」
前の小隊が森の中に入ってからの空いた時間に、各小隊が各々自己紹介をしていたが、そんな中で問題の第二小隊だけは違い、楠木 夜蛛をはじめとして麻呂部 不劉、焔 南夢の2人も一切喋らず、愛紅美の怒鳴り声だけが響いていた、それもすぐに止むことになったのだが…
「さあ最後に第五小隊です、将軍を教えてください」
「私たちの将軍は……だよ」
「わかりました、それではどうぞ」パサァ
「ありがと」
「他の小隊はもう準備できてると思いますので急いでくださいね…わかってると思いますが、これは先に入ったほうが有利なので十分注意してくださいね」
楓のその言葉に、幻舞が試験官としてついてくれたことなどが含まれていることを、幻舞は気づいたが気づかぬふりをした
「あ、あとこれを」
「これはなに?幻舞君」
「ただの魔工具です、とは言っても、この魔工具は将軍しか使うことができません、使用者の情報は全て僕のとこに流れてきますので、もし将軍じゃない人が使った場合もわかりますので気をつけてくださいね」
「そう…それでこれはどんな魔法が発動できるの?」
「それは言えません、試しに使ってみてください、もちろん中でですよ…その時から試験は始まってますのでくれぐれも周りには注意してくだいね」
「まったく、性格が悪いんだから」
「いえいえ、それほどでも…それでは楽しんできてください」ニコッ
ー楓達第五小隊が森に入ってから十分後ー
『10・9・8・・・2・1・0』フォーン
さっき幻舞が指さした掲示板に始まりまでのカウントダウンが表示され、いよいよ第三次試験開始の合図を知らせた
「この魔工具どうするか…おい飛鳥、お前はどう思う?」
「僕はまだ使う必要はないと思います、将軍を知る方法はこれだけですので、最後まで使わないのも一つの手かと思います」
「さて、どうするか…」
「試しにこれ使ってみます?まだどんな魔法が発動するのかもわかりませんし」
「ばかっ!もっと考えろよお前は!」パシッ
周りを気にしない拓相の軽率な発言に対し、愛紅美の喝が入った
「長谷沼君、一回それ使ってみてくれない?」
「わかった」
「ちょ、ちょっと待って…円姉、それは流石に危なくない?」
「大丈夫、もう感知はしたから」
「…本当に大丈夫かなぁ」
「じゃあ、やるぞ」ゴクッ
(“魔力流動”)
長谷沼 刃樹が魔工具に地震の魔力を流し込むと、魔工具にはなんの変化もなかったが、どんな魔法が発動したかはすぐにわかった
『まさか最初に使うのが蜂宮姉妹とは、僕と闘ったときと同じで無鉄砲というかなんというか…』
「なにこれ、あんたと話せるだけ?!」
なんと発動した魔法は<糸電話>だった、それも小隊全員と幻舞が言葉を介さずに話せるというかなり高度な魔法だった
『その話せるだけに意味があると思うんですが、なにか聞きたいこととかないんですか?一回だけならなんでも答えてあげますよ…ちなみに声に出さなくても話せますよ』
『ほ、本当に?!本当になんでもいいの?』
『ええ、構いませんよ』
『じゃあさ、他のとこのしょうg…』
「祭!一回しか使えないんだから一人で決めちゃダメだよ」
「でも、みんな聞きたいことなんて同じでしょ」
「確かに同じかもしれないけど、これから仲間として一緒にやってくんだから自分勝手はダメだよ」
「ごめんなさい…」
「別に、わかればいいの…それでみんな、聞くことは他の将軍でいいですか?」
「それしかないと思います」
「うん」
「ああ」
『それじゃあ月島君、他の将軍を教えてもらってもいい?』
『ええ…第一小隊の将軍は常盤 華和、三つ子の長女ですね、第二小隊は鳳 拓相、第四小隊は風早 千鹿、第五小隊は鳳 楓です、それでは頑張ってくださいね』ガチャッ
「それじゃあどの小隊からやるか話し合いましょう、みんなはどこがいいと思いますか?」
「三つ子はわかりずらいから難しいかな」
「鏡写しの剣士はやめておいたほうがいい、一次のときのあれも気になる」
「そうなると会長とその従弟の拓相君になりますが、会長はよりは拓相君ですかね」
「うん、そうしよう」
「無難だな」
そして円の感知を頼りに、第三小隊が第二小隊へ徐々に接近していたその時、第三小隊は全員戦闘不能となって倒れた、その犯人はすぐわかった、なぜなら第三小隊と共に楠木 夜蛛が刀を持って倒れていたのだから、楠木 夜蛛が倒れた理由もすぐにわかることとなった、その一瞬の光景を見ていた千鹿の証言によって…
ー第三次試験から数時間ー
「おい楠木 夜蛛、いや魅鵜瑠、くだらない人形ごっこはもうやめて出てこい!」
「「「なに!?」」」
「さすがは月島 幻舞、いつからわかってたの?」
「まあ、一次試験の時にはわかってたな」
「おい幻舞、俺はどんなこと一言も聞いてなかったぞ!」
「言ってないですからね…それより魅鵜瑠、よく戻ってこれたな」
「貴様の術には欠点があるのを知ってたか?同じような術を使えるからそれを知ってたの、だからそこをついて術を途中で解いたから帰ってないんだよ、そもそも」
「なるほど…じゃあ、今回の動機も聞く必要はなさそうだしお前に一つ条件提示で許してやる、それともまたやるか?」
「な、なんだ、早くその条件を言え!」
「お前、月島学園に転校しろ!」
「「「は?」」」
読んでいただきありがとうございます
今回はめっちゃ頑張ったと言えますよねw
今回のこの作品について説明するコーナーに書くことはあるのですが、ちょっと疲れたので休ませてくださいw来週からはネタが豊富にあるので大丈夫です(少なくとも来週はw)
こんな作者ですが、これからも応援よろしくお願いします




