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1話 ‟裏切りの英雄”の真実

初めまして、きいです。これからこの小説を書かせていただきます、よろしくおねがいします。

某さすおにが好きで、モチーフにしてないと言ったら嘘になりますが、似ないようにしました。もし寄ってしまった場合はコメントで注意をお願いします。(他のアニメも同様で)どうしても変えたくないところ以外は、できる限り変えさせていただきます。誤字脱字に関しては、見逃してくださいお願いします。それ以外の指摘であればじゃんじゃん書いてください!

基本的に毎週水曜日の夜8時に投稿する予定(翌週の文とは別にもう一つできた場合はその時に翌週に予定してたものを出すこともあると思います)なのでご理解のほどよろしくお願いします。

最後に、目に留めていただきありがとうございます。これから楽しんでいっていただけるように努力します! それではどうぞ

 魔法という兵器によって戦争が行われ、いつまた戦争が起きてもおかしくないような時代、戦争の最前線では常に魔法闘士「ストライカー」が闘っていた。魔法闘士(ストライカー)は普段、“武器収納用硬貨(ルーン・ヴァッフェ)”と呼ばれる特殊なコインに武器(ヴァッフェ)を収納し、必要な時に呼び出してそれを戦闘に用いるいわば奇術師集団

しかしそんな魔法闘士の中にも戦闘を嫌い、自分の意思とは裏腹に死んでいったものも少なくない

そんな中月島 幻舞(つきしまげんぶ)は、先祖が初代理事長だったという意味不明な理由で、危険でかつ残酷な魔法闘士の世界へ飛び込む為の登竜門であるここ魔法闘士育成第1機関「月島学園」に入学試験を受けに来ていた


 ー入学試験当日ー


(あれ、おかしいなー体育館こっちのはずなんだけどなー)テクテク キョロキョロ

「あのー、お困りでしょうか?」

(どこだろう)テクテク キョロキョロ

「聞こえてないのかな? すいません」トントン

「っ!」ビクッ!

(あれっ?そんなにおどろかしちゃったかな?)

「すいませんそんなに驚くとは思わなくて」

(ん?なんかカバンあさってる)

 すると、カバンからはノートとペンが出てきた。そして何かを書き始めた。

「ん?あの、どうしたんですか?」

(これで良しっと!)

 そしてノートとペンが渡された。

『僕、耳が聞こえないのでこの紙書いていただけませんか?すいません』カキカキ

「えっ、あーそれで!え?でも…あっ!」

『不快になられたら申し訳ありませんが、耳だけで声は出せないんですか?』カキカキ

『自分でも自分の声がわからないので気の許せる人以外とはちょっと』(戦闘中は普通に声出しちゃんだけど、まあ別にこのことは書かなくて(言わなくて)いいよね)

『お手数をかけてしまいますがこれでお願いします』

「 」ウン 、という無言の頷きとOKサインが返ってきた

『それでどうかしたんですか?』

『はい、体育館の場所を…

  ・

 

  ・


  ・


『ありがとうございました』オジギ テクテク

「ちょっと待って!」ウデツカミ

『君の名前は?』

(えっとーどうしよう)アセアセ

「ん?」(どうしたんだろう)

『僕の名前は…幻舞です』

『えっ?名字は?』(言いたくないいのかな?)

『………ツキシマデス』(言っちゃった…避けられるかな?)

『えっ!月島って()()()()()月島 広代と何か関係が?』

『えっ!()()は…僕の親父です』

『それはどうも…でもっ!』ペコリ ギロッ!

()()だなんて、いくら息子さんでも()()()を悪くいうのは許しませんよ!』イライラ

『そんなに思ってくれているなんて、すいません。それでも親父は!』

『少し話が長くなりますのでついてきてくれますか?』

 そして俺は、なぜか生徒会室に連れてこられた。

『これは父上から聞いた話なの…


 ー十数年前ー


「我が軍は只今より大陸東軍へ向け進軍を開始する、我に続けー‼︎」

「「「おー‼︎」」」


 ー進軍開始から数十分後ー


「将!すぐに戻りますので少し列を抜けてもよろしいでしょうか?」

「良いわけがなかろうすぐに持ち場に戻れ!」

「いえすいません、急用ですので、すぐに戻りますから、それでは」

「おい、ふざけるな!尻尾巻いて逃げるつもりか!(あいつがそんなやつだとは思わないが)」イライラ

(いさむ)ー!ちょっと抜けるわ、その間よろしく!」ニッコリ


 そう言って森の方へ一人で向かって行ったきり、闘いが終わっても帰ってこなかった。

 ここまでは知ってますね?』

「 」コクリ

『でもこの話には続きがあるんです!』

「っ!」ビクッ


 ー闘い後の帰路ー


「いやー、相手はバカなのか?奇襲なしの正面衝突でこの軍(おれたち)に勝てるはずないのになー?」

「それにしても相手、なんか慌ててるようだったがもしかして奇襲組との連絡ミスか?」

「まーどちらにせよ相手がバカなおかげで俺たちの快勝だー!」アッハッハッ

「ま、どっかの裏切り者を除いてな!」イライラ

「ん?ちょっと待て、お前ら一回でも奇襲にあったか?」

「いや、一回も」

(どういうことだ?)

(俺たちが闘っているのを見れば、しかも仲間がピンチのとこをみれば合図どうこうではないはずだ!相手がただの腰抜だったのならいいのだが、俺の予感通りだと広代がっ!)アセアセ

「お前たち、将にすぐ戻ると言っといてくれ!」

(くそっ!闘いの疲れがもっと速くもっと速くなんで動かねーんだよ足っ!)ハァハァ


 ー数分後森の中ー


「こーだーい!」「こーだーい!」

「いるんだろ?出てこいよ!」アセアセ

「こーdんっ!」(ヤベー敵に)

「しっ!戦場で大声を出すな」

「広代!よかった生きてたのか」

「おいっ!だから声でかい!」

「ほんと良かったぜ!にしてもおれたちが闘ってる間ずっと相手をしてたのか?なん人ぐらいだ?」ヒソヒソ

「ああ、今はもうだいぶやったからざっとあと2、30と言ったところかな」ハァハァ

「だいぶお疲れのようだな」ハァハァ

「お前もな!」

「それでこの戦場(これから)どうする?」

「一人頭15か…この状態だとちょっときついな」

「さっきまで一人で何十人も倒してたやつが言っても説得力ねーな…でも、お前は10いや、5でいいお前には索敵に集中してもらいたい。俺にはお前ほどの索敵能力がねーからな、そのせいでお前ばっかにやらせちまった…」

「その話は今は無し!とりあえず目の前の敵だ。俺が索敵に集中するのはいいが俺の判断でやばいと思ったら加わるぞ!」

「ああ頼む。それじゃあ行くかっ!」


 ー数分後ー


「ふー、終わった終わった。結局お前の出番はなかったな?」

「ああ、助かった」

「こちらこそ」

「じゃあそろそろ帰るか、将今頃カンカンだろっン?ハッ勇!避けろ!」

「んあぁ?避けろって?」

「グサッ!」 ピタッ(なんだ?今の音は?)

 相手の残党が俺に向けて放った矢は俺の前で止まった、広代の心臓を貫いて

「っておい!おい広代!」

「お…まえ…が…来な…けれガハッどちらにしろ…死ん…でた…最期に…仲間を救え…たんだ…我…ながら…いいガハッ…死にざま…だ…った!お前…だ…け…でも…生…きて…帰…れ」グタッ

「っくっそー!」

 それからは覚えていなく、ただ覚えているのは、血だらけになった刀と目の前で倒れている八つ裂きされた敵であろう男だけだった。

 それから国に帰り、血だらけの姿に驚かれながら将に「なぜこんなに遅い、なにがあった?」と聞かれたが、話せる状態なわけがなく「また、明日。」とおじぎして家へ帰った。当然家族に驚かれたが、戦地に行けば当たり前なので追求はされなかった。


 ー次の日ー

 昨夜は一睡もできず、ただただ考えていた

 “俺がもっとしっかりしていれば”から入りどんどん自己嫌悪に浸って行った。

 でも、なぜか“広大の死”は受け入れられた、と言うよりも受け入れなければと少なからず上官(上に立つ者)としての使命感がそうさせた。さらにそれは鳳本家(将の元)へと足を運ばせた。

「将!昨日のことで話を聞いてもらいたいのですが、いいでしょうか?」

「ああいいが、その前にもう将はやめろ」

「分かりました、鳳 拳曹(ちちうえ)それではお話しします。」ハァ

 一息ついてから、俺は昨日のことを全て話した広代が死んだ後のこと(あのこと)以外は、

 すると、「()()は英雄だ!それとおまえもな、お前だけでも良く帰ってきてくれた」と、涙ながらに()()は頭を撫でてきた。

 そしてすぐに、おれとおやじは昨日の隊に真実を言おうと思ったが、もう遅かった、国中に号外で知らされてしまったのだ“裏切りの英雄”と。広代は高い索敵能力と身体能力から、前の対戦で勝利に大きく貢献したため“英雄”と呼ばれていたのだが、今回、

 その高い能力から()()()()と呼ばれるようになってしまった。


 なんとも皮肉な話ですね…』

『そして話出てきた勇と言うのが私の父で、拳曹(けんぞう)って言うのが祖父なの。だからあなたの父親は私の家族二人や多くの魔法闘士ストライカーを、たった一人で救った‟英雄”そして、あの隊やその家族(わたしたち)にとっての命の恩人なの!』

(そんなことが…)

『ありがとうございます。教えてくれて、そして父をそんなにまで思ってくれて』オジギ

『それで…()()()()って、鳳家ですよね?と言うことはあなたって…』

『そう、私は鳳家次期当主候補、そして月島学園(このがっこう)の現生徒会長の鳳 楓(おおとりかえで)、よろしくね』

「よろしくお願いします!それと、今までのご無礼をお許しください」オジギ

『いいよ全然、それに声出さなくてもいいよ本当の意味で出してくれたほうが嬉しいからね』ニコッ

『ところで随分話が長くなってしまって申し訳ないのだけど体育館目指していたのよね?ってことは入学試験に来てた?』

「あっ!」ポカ-ン

『まあでもこれは私に非があるので、生徒会長権限で特別に幻舞くん限定の入試を行えるようにしておきます。なので、さっき教えた通り体育館へ行っててください!』

「ありgあっ、『ありがとうございます』オジギ



(親父、今まですまない…親父は戦場で思いっきり暴れまわって死んで行ったんだよな?じゃあ俺も残り少ない時間をこの学校(俺なりの戦場)で暴れまわって死んでやるよ)



 入試を目前に男は初めて“意志”を持った


読んでいただきありがとうございました。

まず、不快になられたところがありましたら本当に申し訳ありませんでした。

次に、この作品に関して軽く説明しますと、魔法闘士育成機関では、入試や定期試験でA~Dの4段階のランク分けを行います。なので入試の場合は、ランク外=不合格となります。

魔法には“汎用魔法”と“固有魔法”があります。

固有魔法は一族特有なものが一般的だけどごく稀にそれとは別にその人だけの魔法を持つものがいます(デュアルと呼ばれています)

A、Bランクは固有魔法を使える(強さ:A>B)

C、Dランクは固有魔法を使えない(C>D)

このことを考慮して次の話を読んでください。(覚えてくれてたらですけど)

最後にもう一度本当にありがとうございました。来週も読んでいただけると幸いです!

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