令嬢に似ています
ノワールさんの精神世界で修行したあと。
ランタン王国から列車を乗り継ぎ、俺たちはエルシュタット王国南部の町にやってきた。
このペースなら今週中にエファのいるネムネシアにたどりつけそうだ。
「今日はこれからどうするのかしら?」
「それはノワールさんしだいかな」
「私しだい?」
「この町にはヘクセラ社の本社があるんだ」
「ヘクセラ社……どこかで聞いたことがあるわ」
「以前話した魔法杖の製造会社だよ」
ノワールさんはハッとする。
そして氷柱のような魔法杖を手に取った。
長いこと使っているのか柄が色あせ、旅するなかで汚れたのか全体的に砂埃でくすんでいる。
「思い出したわ。たしかこれもヘクセラ社製だった気がするわ」
「正解だよ。それを本社か支社に持っていけば無料で磨いてもらえるんだ」
「ぴかぴかになるのかしら?」
「新品同然になるってカタログに書いてあったよ。そんなに時間もかからないと思うけど、どうする?」
「……新品同然にはしたくないわ」
「どうして?」
「だって杖を綺麗に磨いたら、旅の思い出まで消えてしまいそうだもの」
「わかった。じゃあ宿屋を探そう。そして今日は早めに寝よう」
「もう寝るの? ……明日は早いのかしら?」
「うん。午前中に列車に乗れば、夕方にはエルシュタニアにたどりつけるからね」
「待ち遠しいわ。明日はエルシュタニアに泊まるのよね?」
「そのつもりだよ。ネミアちゃんの様子も気になるしさ」
「私も気になるわ。電話越しに緊張感が伝わってきたもの。頭を撫でて、リラックスさせてあげたいわ」
エルシュタット魔法学院の編入試験は来月だ。
はじめての試験に緊張しているらしく、先日ネミアちゃんから『試験、怖いであります』と震え声で電話がかかってきたのだ。
そんなわけでネミアちゃんと遊び、緊張をほぐすことにしたのである。
師匠としてネミアちゃんにしてやれることなんて、もうこれくらいしかないからな。
そうしてネミアちゃんとの再会にわくわくしつつ、俺たちは宿屋へ向かう。
「……あれ?」
「どうかしたのかしら?」
「いや、ちょっとね……」
ひとまず宿代を払い、俺たちは二階の部屋へ移動する。
そして俺はノワールさんに告げたのだった。
「俺、働くよ」
ノワールさんがぽかんとする。
「……急にどうしたの?」
「さっき気づいたんだけど、お金がもうほとんど残ってないんだ」
「だったら私のお金を使うといいわ」
ノワールさんは財布を取り出し、床に硬貨をばらまいた。
俺の所持金と足してみるが……
「どうかしら?」
「うーん……。ちょっと足りないね」
「じゃあ、私の貯金を使うといいわ」
「貯金なら俺もあるよ。ただ、エルシュタニアの銀行に行かないと下ろせないんだ」
「……貴方ひとりでお金を下ろしに行くのかしら?」
「いや、ひとりじゃ行かないよ。魔王のこともあるしさ」
ネミアちゃんに修行をつけていたとき、俺は《銅の帝王》を倒した。
出会い頭に粉々にしたので会話はしなかったけど……あいつは御三家らしいので、魔王はあと2体いるはずだ。
魔王の標的は『《氷の帝王》の捕縛を邪魔する人間=俺』だが、ノワールさんを狙っていることに変わりはない。
魔王を一掃するまでは、なるべくノワールさんのそばにいたほうがいいのである。
「そんなわけで、この町で働くことにしたんだ。これだけ大きな町なら日雇いかつ日払いの仕事も見つかるはずだよ」
魔力がないと仕事の幅は狭まるが、いまの俺には魔力があるのだ!
選り好みしなければ仕事は見つかるはずである!
「私も貴方と働くわ。ひとりよりふたりのほうが稼げるもの」
「ありがと! 俺たちふたりで力を合わせて旅費を稼ごう!」
「頑張るわ……! それで、どんな仕事をするのかしら?」
「そうだね……。ちょっとおじさんに訊いてみよう」
俺たちは宿屋のおじさんのもとへ向かう。
「すみません。ちょっとおたずねしたいんですけど」
「はいっ。なんでしょうアッシュさん?」
「日雇いかつ日払いの仕事を探してるんですけど、心当たりはありませんか?」
「そうですねぇ…………あぁ、そういえば息子が明日、ヘクセラ社の積み込みの仕事に参加すると言ってましたよ」
「それ、詳しく教えてくれませんかっ?」
「もちろんですともっ! といっても、あまり詳しくは知らないのですが――」
おじさんいわく、ヘクセラ社は月に2回、魔法杖を出荷しているらしい。
ヘクセラ社の工場で作られた魔法杖は木箱に収納され、工場から貨物駅へ運ばれ、列車に積まれ、世界中に出荷されるのだ。
つまり『積み込みの仕事』とは、『木箱を貨物列車に積む仕事』というわけだ。
それなら浮遊魔法を使えるし、魔力が切れても働ける。
まさに俺にぴったりの仕事である!
「それって面接とかありますか?」
「面接があるなら落ちそうだわ。私、話すの苦手だもの。特訓に付き合ってくれるかしら?」
「もちろんだよ! 一緒に面接を突破しよう!」
「頑張るわ……!」
「やる気になっているところに水を差すようで申し訳ないんですけども、息子は『面接はない』と言ってましたよ」
「そうなんですか?」
「ええ。始業前に町外れの貨物駅へ行き、名簿にサインするだけでいいそうです」
おじさんいわく、始業時間はかなり早いらしい。
おじさんの息子さんは、夜明け前には現場へ向かう予定なのだとか。
「寝坊しないように気をつけるわ」
「俺が起こすから問題ないよ」
そうして俺たちはおじさんに礼を告げ、早めに就寝したのであった。
◆
そして翌日。
大量の木箱が置かれた貨物駅を訪れた俺たちは、名簿を手にした現場監督(名札によると、マランさんというらしい)のもとへ向かった。
「次の方、お名前をどうぞ」
「アッシュ・アークヴァルドです」
「ではそこにサインを……って、アッシュさん!?」
マランさんが驚きの声を上げ、近くにいたひとたちがざわついた。
「な、なぜアッシュさんがここにいらっしゃるのですか?」
「旅費を稼ぐためです」
「そ、そうでしたか。すみません、取り乱してしまいまして。ええと、では……」
マランさんが紙を渡してきた。
「注意事項はここに書いてありますので、目を通しておいてください。ほかにわからないことがあれば遠慮なくどうぞ」
「わかりました」
「では次の方、お名前を……っ!?」
マランさんが、ぎょっとした顔でノワールさんを見る。
ノワールさんはきょとんとする。
「私の顔になにかついてるかしら?」
「ああ、いえ、失礼しました。ええと、お名前をどうぞ」
「ノワールよ」
「ノワールさんですか……。では、こちらにサインを」
ノワールさんがサインを記したところで、俺たちは注意事項に目を通す。
ええと、なになに?
1、安全確認を怠らないこと。
2、無理をしないこと。
3、木箱を丁寧に扱うこと。
4、浮遊魔法を使用しないこと。
……浮遊魔法が使用禁止?
こういう現場じゃ浮遊魔法が大活躍するのだと思っていたが……
「すみません、浮遊魔法って使っちゃダメなんですか?」
「はい。浮遊魔法の使用は禁じられております」
「どうしてですか?」
俺の質問に、マランさんは顔を曇らせた。
「実を言うと……10年以上前、ヘクセラ社のご令嬢――スフィア様が失踪するという大事件が起きたのです」
「ヘクセラ社の令嬢が?」
「はい。スフィア様は活発な御方で、家出を試みてはメイドに連れ戻される、ということがたびたび起きていたのです」
「家出って……もしかして、木箱に隠れて家出したんですか?」
きっとそうだ。
手作業ならすぐに気づくが、浮遊魔法なら話は別だしな。
浮遊魔法でまとめて列車に積んでいたため、ひとつだけ木箱の重さが違うことに気づかなかったのだ。
「おそらく夜のうちに小さな隙間から倉庫に侵入したのでしょう。倉庫の隅に、出荷用の魔法杖が散らばっていたのです。そして我々がそのことに気づいたときには、すでに木箱は出荷されていたのです……」
すごい行動力だな。
そこまでして家出したかった理由はなんだろ?
「スフィアちゃんは保護されたんですか?」
「いえ、世界中の国々に捜索隊が派遣されたのですが、依然として行方知れずです……。ですので再発防止のため、木箱に少しでも違和感があれば私に報告してください」
「わかりました」
木箱の重さは5㎏ほどらしいので、子どもが入っていたらすぐにわかる。
俺は5㎏も500㎏も同じくらいに感じるが、ノワールさんと協力すれば問題ないのだ。
「さて、時間です。みなさま、さっそく仕事に取りかかってください!」
マランさんの号令に、俺たちは仕事を開始する。
ノワールさんが木箱を持ち上げ、
「どう?」
「そんなに重くないわ」
「よしっ。じゃ、運んでくるよ」
ノワールさんから受け取った木箱を、俺が列車に運ぶ。
それを何度も繰り返していると、木箱が残り少なくなってきた。
「腰が痛くなってきたわ」
ノワールさんが腰をさすりながら言う。
「じゃあ休憩してていいよ。注意事項に『無理しないこと』って書いてあったし」
「もうちょっと頑張れるわ。でも……私も木箱を運んでいいかしら?」
あまり無理してほしくないけど、木箱を持ち上げたり下ろしたりするより、運んだほうが腰への負担は少なそうだな。
「わかった。気をつけてね」
「頑張るわ」
ノワールさんは最後の木箱を持ち上げる。
そして仕事仲間のおじさんたちに、
「だいじょうぶかい?」
「無理しないようにね」
「おじさんも負けてられないなぁ」
などと励まされつつ、貨物列車のほうへ歩いていく。
と、そのとき。
「調子はどうかしら?」
身なりの良い女性がマランさんに声をかけた。
ヘクセラ社の重役だろうか? 女性の登場に、現場監督のマランさんは背筋を正した。
「レオーネ様。見ての通り、順調です。いつもと同じく、今日お集まりいただいた皆様も魔法を使わずに働いてくださいました」
「いつも苦労をかけて申し訳ないわね……。でも、もう二度とあの悲劇を繰り返してはならないものね――って、アッシュ様ではありませんか!?」
レオーネ様と呼ばれた女性が、ぎょっとした顔で俺を見る。
「はい。俺はアッシュです」
「やっぱり! アッシュ様がうちで働いてくださるなんて光栄ですっ。このあとのご予定はありますか? もしよければ一緒に食事などどうでしょう? うちの主人がアッシュ様の大ファンなんですっ」
「友達も一緒にいいですか?」
「もちろんですっ。それで、アッシュ様のお友達というのは……」
と、ちょうどノワールさんが戻ってきた。
「最後まで落とさずに運べたわ」
「おつかれさま。レオーネさん、彼女が俺の友達の――」
「スフィア!?」
レオーネさんが戸惑うように叫んだ。
ノワールさんはきょとんとする。
「私はノワールよ」
「そう……。ごめんなさいね、あまりにも娘にそっくりだったから、つい叫んでしまって……」
このひと、スフィアちゃんの母親だったのか。
「スフィアちゃんって、そんなにノワールさんに似てるんですか?」
「ええ。でも、私の思い違いです。顔立ちはそっくりでも、表情が違いますからね」
「表情が?」
「はい。スフィアは喜怒哀楽が激しくて、活発で、たくましくて、元気のかたまりでした……。いつも外に出たがって……なのに私ったら、愛しいあまり束縛してしまって……」
それで家出を繰り返し、最終的に木箱に隠れて出ていってしまったのか……。
レオーネさんは涙を拭い、愛おしげにノワールさんを見つめる。
人違いだとわかっていても、娘のように見えてしまうのだろう。
「もしよろしければ、ノワールさんもお食事に来てくださいませんか?」
「行くわ」
一瞬で話がまとまり、俺たちは給料を受け取ると、レオーネさんの屋敷へ向かうのだった。
◆
「スフィア!? それにアッシュ様!?」
屋敷を訪れると、身なりの良いおじさんが戸惑いの声を上げた。
「私はノワールよ」
「えっ? スフィアではないのですか……?」
おじさんはますます戸惑っている。
「あなた……。私も驚いたけど、彼女はスフィアじゃないわ。ノワールさんよ」
「スフィアではないのか……。早とちりしてしまい、申し訳ありません。私はロッソと申します。それで、なぜアッシュ様がここへ?」
「私が食事に招待したのよ」
「そうか。ではすぐに食事の用意をさせますので、少々お待ちください」
ロッソさんがメイドさんに目配せする。
メイドさんがどこかへ歩き去ったところで、レオーネさんが言った。
「食事を待つあいだ、スフィアの写真をご覧になります?」
「見たいわ」
どれくらい似ているのか気になっていたらしく、ノワールさんがすぐさま返事をした。
「ではこちらへ」
レオーネさんとロッソさんに案内され、俺たちは広々とした部屋を訪れる。
室内はピンク色の壁紙に覆われ、小さい女の子が好きそうな人形が飾られている。
「ここって……」
「お察しの通り、スフィアの部屋です」
「いつかひょっこり戻ってくるんじゃないかと思いまして、当時のままにしているのですよ」
レオーネさんとロッソさんがしみじみと語る。
それから、レオーネさんがアルバムを手に取った。
「スフィアはいつも動きまわっていたので、まともに撮れた写真はあまりありませんが……」
レオーネさんが愛おしそうな手つきでアルバムを開き、
「……」
「……」
俺とノワールさんは、言葉を失ってしまった。
スフィアちゃんは、退化薬で3歳児の姿になったノワールさんにそっくりだったのだ。
こりゃレオーネさんとロッソさんが見間違うのも無理ないな……。
「すごく似てるね」
「すごく似てるわ。でも、表情は違うわ。私、こんな顔しないもの」
たしかに表情は違うけど……
でも俺は、この表情のノワールさんに見覚えがある。
しかも、つい最近。
具体的には、ノワールさんの精神世界で。
……だとすると。
俺の予想が正しければ、この屋敷は……
「これは何歳頃の写真かしら?」
「4歳です。それで、こっちがスフィアが行方不明になる数日前の……5歳の誕生日のときの写真です」
「どうして誕生日なのにスフィアは号泣してるのかしら? お祝いされて感動してるようには見えないわ」
「実を言うと……スフィアには5歳になっても魔力斑が浮かばなかったのです」
「それで泣いてしまったのね?」
「はい。スフィアは早く魔法を使いたいと言ってましたからね」
「きっとスフィアは貴女たちが作った魔法杖を使いたかったのよ。だから魔法使いになるために、修行の旅に出たんだわ。魔法使いになったら、ここに戻ってくるはずよ」
「そうだと嬉しいです」
「ですが、ノワールさんの言う通りだとしても、戻ってくるのはとうぶん先になるでしょう」
「なぜかしら?」
「スフィアは世界最強の魔法使いになると言ってましたからね」
「そうそう。あの娘ったら、最強の魔法使いになったときのために、二つ名まで考えてたんですよ」
「私とレオーネが『こういう二つ名はどうだ』って提案しても、『それは違う』って言うんです。よほど自分で考えた二つ名が気に入ってたんでしょうね」
「どんな二つ名かしら?」
「《氷の帝王》です」
ノワールさんの実家じゃねえか!
「……!?」
ノワールさんが驚いたように目を見開いている。
俺と同じ結論に至ったようだ。
「おふたりとも、どうかなさったのですか?」
「いえ、その、なんというか……」
ちらっとノワールさんを見ると、こくりとうなずかれた。
どうやら自分の口から言いたいらしい。
迷うように目を伏せ、勇気を出すように顔を上げ、打ち明けた。
「私がスフィアだわ」
「……え? ええ!?」
「スフィア!? あなたが!?」
めちゃくちゃ戸惑われ、ノワールさんはたじろいだ。
「そうよ。でも、昔の記憶はないわ。昔の記憶はないけど、私はスフィアで間違いないわ。だって、たまに《氷の帝王》って呼ばれるもの」
誰に《氷の帝王》と呼ばれているのかは内緒だが、ふたりともノワールさんの話を信じたようだ。
ふたりはノワールさんを抱きしめた。
「記憶がなくてもスフィアなのでしょう!? あなたが無事ならそれでいいのよ!」
「よく帰ってきてくれた! 本当に無事でなによりだ!! しかし、いったいいままでどこにいたんだ?」
「親切なひとに保護されたの? それとも、ずっとひとりで暮らしてたの?」
「10年くらいリングラントのところにいたわ。そのあとはエルシュタット魔法学院にいたわ。いまはアッシュと旅をしてるわ」
「エルシュタット魔法学院にいたのね……」
レオーネさんは戸惑っている。
まさか魔力斑のない娘が世界最高峰の教育機関にいるとは思いもしなかったのだろう。
「リングラント氏のご自宅も、エルシュタニアにあるのか?」
「リングラントの家はネムネシアから歩いて半日の荒野にあったわ」
研究所は真っ二つになったので、過去形で話すノワールさん。
「荒野に!? あなた、そんなところに住んでたの?」
「どうりで見つからないわけだ……」
「でも、無事でなによりね!」
「ああ! こんなに嬉しいことはない!」
幸せそうなふたりを見て、ノワールさんは困ったような顔をする。
旅立ちを引き止められてしまいそうな気がしたのだろう。
「……私はこのお家には住めないわ。だってアッシュと旅をしてるもの」
ノワールさんが先手を打つと、ふたりはほほ笑んだ。
「安心して。私たちはもう二度と同じ過ちを繰り返さないわ」
「スフィアは……ノワールは生きていた。それがわかっただけで、充分幸せなんだよ」
「だから、あなたを家に閉じこめたりはしないわ。それに、いまのあなたを見て、『家にいろ』なんて口が裂けても言えないわ」
「ノワールは、いまの暮らしが気に入ってるんだろう?」
じっと見つめられ、ノワールさんは力強くうなずいた。
「魔法学院でアッシュと出会ってから、ずっと幸せが続いてるわ。だってたくさん友達ができたもの」
「そう……。だったら、旅をやめろなんて言わないわ」
「私たちはこの場所で、ノワールの旅の無事を祈っているからね」
優しく見つめられ、ノワールさんはこくりとうなずく。
「……でも、いますぐ出発するわけじゃないわ」
お腹を押さえるノワールさんを見て、ふたりはにこやかに笑った。
「今日はたくさん食べなさい」
「アッシュ様も、自分の家だと思ってくつろいでくださいね」
「はい!」
「くつろぐわ」
そうして俺たちはノワールさんの実家で美味しい食事をご馳走になり――
ふたりに見送られるなか、屋敷をあとにしたのであった。
先月更新することができなかったので、
今回は2話分の長さにしました。
また、お知らせです。
おかげさまで武闘家5巻の発売が決まりました。
発売日は4月25日の予定で、
第5章(世界樹と令嬢編)に加えて、おまけ短編を収録しています。
順番通りなら表紙はエファになりますが、今回は違う女の子が表紙を飾っております。
公開できるようになりましたら、活動報告のほうでお知らせいたします。