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[第7話:大雨]

「歩李ッ!!」

千里が走っている。

「チッ・・・雪か・・・?

 また前みたいなことに

 なってなきゃいいが・・・」

歩李を探して走る。

「まさかまた一緒に帰ってたり

 してるかもしれねえな・・・」

そしていつもの通学路を走る。


途中で歩李が角を曲がるのが見えた。

「歩李ッ!!」

急いで追いかける。

「歩李・・・」

雪がいる。歩李のとなりに

雪がいる。

「歩李!!山里からはなれろッ!!」

雪がこっちを向く。

「もう遅い・・・」

雪がニタリと笑った。

そして歩李の手首をつかみ、

地面から浮く。そして宙を蹴る。

千里はその雪の足首をつかんだ。

すごい速さでそのまま上へとのぼっていく。

「ッ?!放せッ!!」

雪が足を振る。

「わっ!!危ねェな!落ちるだろ!!」

千里が必死で叫ぶ。

「落ちればいい!お前などジャマなだけだ!」

また雪が足を振る。

「わっ・・・」

落ちる!そう思ったとき、

「キャアァァァァッ!!」

歩李が叫んだ。

歩李は雪の手から放れ、

落ちていく。

「歩李ィィィ!!」

千里は雪の足首を放し、歩李に手をのばす。

「させるか!!」

雪も同じく手をのばしてきた。

とどけ・・・とどけとどけとどけッ!!

そしてついに・・・

千里が歩李の手をつかんだ。

そのとたん、勢いよく落ちていた2人が

急にゆっくりと落ちていく。

ゆっくりと・・・

「え・・・?なに・・・?」

「なんでこんなゆっくり落ちてるんだ?」

2人は手を放す。すると・・・

「わァァッッ!」

いきなり勢いよく落ちる。

そして手をつかむと、ゆっくりと落ちる。

そして2人はそのまま手をつないで

地面を目指す。



やっと足が地面につき、手を放す。

それと同時に雪も地面に足をつける。

「山里・・・」

「歩李をわたせ。」

雪はニヤリと笑う。

すこし背中がゾクゾクする。

するといきなり雪が勢いよく真上に右手ををあげ、

手のひらを大きく開いた。するとさっきまで

晴れていた空が、いきなり雨雲におおわれた。

数秒で大雨がふりだす。

「レニア様!」

雪が大雨の空に顔を向ける。空から人がおりてくる。

「レニア・・・だと?!」

そしてどんどんと・・・レニアと呼ばれた者が、

ゆっくりと地上におりてくる。

千里と歩李はその場で動けなくなってしまった。

「レニア様・・・この者たちが歩李と千里です・・・」

雪がおりてくる者に話しかけた。そしてその者は、

「よくやったな、雪!!」

雪をほめた。そして歩李と千里に言う。

「・・・貴様たちが私の探して

 いた奴等か・・・面白い・・・」

そしてレニアはゆっくりと地上に足をつけた。


大変遅くなってしまい、

申し訳ありません・・・

見てくれてありがとうございます!

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