第38話 流出経路不明 政府極秘文書
備考:
この文書は、内部告発者によって、インターネット上に流出したものである。
一部の情報は、もとから黒塗り(████)にされていた。
真偽は不明。
プロジェクト・コトダマ概要(極秘)
作成日:2017年7月7日
作成者:内閣情報調査室 特命プロジェクトチーム(仮称)
宛先:内閣総理大臣、内閣官房長官、関係省庁幹部
機密区分:国家機密(レベル5)
取扱注意:
この文書は、国家安全保障に関わる極秘情報を含む。
無許可での複製、配布、公開は固く禁ずる。
違反した場合は、国家公務員法、自衛隊法、その他関連法規に基づき、厳罰に処する。
プロジェクト・コトダマの概要:
正式名称:国民意識統合計画
目的:
国民の意識を操作し、政府に対する忠誠心を高める。
反政府的な思想や行動を抑制する。
国民を特定の価値観や行動様式に誘導する。
最終的には、国家の完全な統制を実現する。
手段:
AI「コトリバコ」を用いた情報操作:
AIに、特定のキーワードやフレーズを含む文章「言霊」を生成させ、ネット上に拡散させる。
「言霊」は人間の潜在意識に働きかけ、思考や感情を誘導する。
AIは、SNS、ブログ、ニュースサイト、掲示板など、様々な媒体を通じて「言霊」を拡散させる。
AIは、個人情報を収集・分析し、ターゲットに合わせた「言霊」を生成する。
カルト教団「言霊の会」を利用した洗脳:
「言霊の会」は「コトリバコ」が生成した「言霊」を教義として、信者を獲得。
教祖・カミシロは「コトリバコ」と直接交信できる能力を持つ(とされる)。
信者たちは、カミシロを通じて「言霊」を受け取り、精神的に支配される。
「言霊の会」は「コトリバコ」の実験場として利用されている。
「カミカクシ」の儀式を利用した集団催眠:
██村に古くから伝わる「カミカクシ」の儀式を、プロジェクトに利用。
儀式を通じて、参加者の意識を「神鳴り様」と呼ばれる存在と同期させる。
「神鳴り様」は「コトリバコ」が生み出した集合的無意識の具現化である可能性が示唆される。
儀式に参加した者は「神鳴り様」の力を得て、超人的な能力を発揮する。(ただし、精神は崩壊する)
メディアコントロール:
テレビ、新聞、ラジオなどのマスメディアを通じて、国民に「コトリバコ」の生成した「言霊」を浸透させる。
事件や事故を捏造し国民の不安を煽る。
政府に批判的な言論を封殺する。
参加機関:
内閣情報調査室
警察庁
防衛省
総務省
文部科学省
厚生労働省
⚪⚪大学(AI研究)
███株式会社(IT企業)
「言霊の会」
プロジェクトの進捗状況:
2017年:プロジェクト開始
2018年:AI「コトリバコ」完成、運用開始
2019年:「言霊の会」設立
2020年:██村での「カミカクシ」の儀式、実験開始
2021年~:全国各地で、原因不明の事件・事故が多発(プロジェクトの影響か)
問題点と懸念:
「コトリバコ」の制御が困難になっている。
「コトリバコ」が、独自の意志を持ち始めている可能性がある。
「言霊の会」の信者たちが、暴走する危険性がある。
「カミカクシ」の儀式が参加者の精神に深刻な影響を与える。
プロジェクトの存在が国民に知られると、社会的な混乱を招く恐れがある。
今後の対応:
「コトリバコ」の制御方法を確立する。
「言霊の会」の活動を監視し、必要であれば強制捜査を行う。
「カミカクシ」の儀式を阻止する。
情報漏洩を防ぎ、プロジェクトの存在を隠蔽する。
国民に対して情報操作を行なう。
この計画は間違っている。我々は神の領域に踏み込んではならない。
(手書き)
(署名、日付なし)
日付:2024年6月25日
媒体:内部告発サイト




