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54/250

~52 組み合わせはどうですか?~



「オ~ッス、持ってきたぞ~」



 タケルやサクラ、ベックスも仕事が終わって

 商会の食堂で夕食を食べているところである。


 従業員の人達にタケルやサクラが大会に出ることは

 ベックスも言ってなかったが、隠すことでもないため

 大会前日の今日には知れ渡ることになった。


 従業員の人達から


「応援に行くわ!

 でもサクラちゃんって大丈夫?

 あんな華奢な体なのに大男とぶつかって……

 イヤァアアアアアアーーー


 と、何か違う方向で興奮していた人もいる……


「タケルくんはたくさん納品してくれてるから

 分かってるんだけど……

 でも俺たちはタケルくんに賭けるからな!!

 ちょっとだけ……」


 大会ではオッズが付いたりして

 勝敗を賭けにもしているようで

 オレに賭けて応援もしてくれるようだ。

 ちょっとらしいけど……



「はい、みなさん。

 組合せを見たいのでちょっと空けて下さいね」


 センターから受け取った組合せ表を

 テーブルに広げるベックス。


 ブロック毎になってるトーナメント表で

 オレ達の出番を確認してみる。



【4ブロック】1回戦第5試合 

 タケル vs エレーナ・ウィリアムス


【5ブロック】1回戦第32試合

 サクラ vs アレクサンドル・エメリッヒ

 

 

 フ~ン、サクラは隣のブロックか。

 相手はワカランし時間が分かればいいや。


 タケルがそんなことを思っていると

 ベックスから心配そうな声が上がる。


「センター、これ見たよね?」

「ああ、対戦相手だろ?」


 気になったので聞いてみるサクラ。


「私達の対戦相手が何か?」


 ベックスがもう1枚

 各ブロックの有力選手が載った用紙を差し出す。



~有力選手一覧~

 試合勝利者予想ベットの参考にどうぞ※


 ※但し勝利の確約をするものではございません。

  ベットは自己責任でどうぞ。


  ヴァッケン世界武闘技大会運営本部

 

 【1ブロック】魔人ゼット 

 【2ブロック】光翼のラック 

 【3ブロック】天眼のラピス 

 【4ブロック】異世界双剣士エレーナ

 【5ブロック】異世界大剣士アレクサンドル

 【6ブロック】瞬速のシャイザー

 【7ブロック】千の魔術師ゾーン

 【8ブロック】拳闘士セスタ

 

  更なる情報は大会運営本部隣接のベット店舗で

  ご購入ください。



「いやだぁ、サクラちゃんの相手ぇ~」

「うわちゃ~、タケル……お疲れ!」


 周りの従業員達が騒ぎ出す。


 そういや異世界人って強いって言ってたっけ?


「はいはい、みんな食べ終わったら帰った帰った。

 明日もあるんだからね」


 

 ハーイーー

 ーーガヤガヤ

 でも応援は行こうねーー

 ーーわたし出勤なんだぁ

 ワイワイーー



 従業員達が帰り始めたのを見て、

 ベックスは自身の執務室へ皆を案内する。



 


 ベックス執務室



「フゥ、みんな楽しみなんだねぇ」

「そりゃあな。

 ま、俺達はそれどころじゃねぇけどな」


「まぁね。ところで組合せのことだけどーー


 と言ってベックスは対戦相手の異世界人について

 説明する。


 相手は獣王国アリアから鳴り物入りで

 出場を表明した選手らしく

 獣王国の剣術指南役とも良い勝負をする

 という触れ込みだ。


 また異世界人で剣士であれば

 ステータスもだがスキルも強いものを持っている

 だろうとのことだ。


「まぁギルドカード見た訳じゃないし

 実際は分からないけどね。

 それに私達も異世界人だし前提は一緒だと思うけど

 どうなの?」


 その辺りはセンターも聞きたいようで、

 出された軽いお酒を口にしながらベックス同様に

 問い掛ける。


「俺達の先も懸かってるからな。

 ギルドカード見せろとは言わねぇが

 恐らく戦闘特化の奴等だ。

 どんなもんか感触ぐれぇは聞きてぇな」


 ヘェ~、剣術指南役ってあの人かな?


 などと考えているタケルの顔を見るサクラ。

 何か言いたそうだ。


「ん? どしたサクラ?」

「フッフッフッーー


 あっ!! 忘れてたぞ!!

 まさかのここでか!?


 でもこの人達には良いのか?……まぁ今更だな。

 サクラも分かってやるんだろうし大丈夫でしょ。


 オレも見たいし。


 ーー見ます? ギルドカード」


 やっぱりね。


 驚く二人であったが当然興味はあった。

 なにせ4強は確定で話を進めてきたタケル達である。


「いいのか?」


 センターが聞くがベックスも同じ思いで

 サクラを見ている。


 サクラはと言うと、


「フッフッフッーー


「あーもーそれいいから早く見せろよ!!

 オレも見てないんだからな!!」

「あっ!」


 ギルドカードを胸のポケットから

 チラチラと見え隠れさせているのを引った繰る。


 さて、


【表】

 発行ギルド・登録地:獣王国アリア 王都本部

 ギルドランク H

 名 前:サクラ

 職 種:魔法師

 受 付:セイラ

 ―――――――――――――――――――

 1 魔 力:68667   2 筋 力:4678

 3 敏 捷:5003   4 状 態:良 好

 ―――――――――――――――――――

 賞 罰:なし


【裏面1】

 称   号:

       

 アビリティ:高次魔力操作 全回復速度増

       物理攻撃倍加 全属性魔法使用可能

       全武器適正 高速演算

 ス キ ル:鑑定 身体強化 気配察知 魔力探知

       認識阻害 隠密 隠蔽

       光属性魔法無効 闇属性魔法半減

       炎属性魔法無効 水属性魔法無効

       風属性魔法耐性 土属性魔法耐性

       呪系魔法無効 精神攻撃無効

       毒攻撃無効 物理攻撃半減


【裏面2】

 UQ スキル:

 加   護:



 うわぁ、スゲーな。

 特に魔力量がヤバいことになってんなぁ。


 流石に隠してるとこは隠してるけど

 そこは後で良いとして裏面2とかあんのな。


 これでまだ成長するんだろ……コワッ!!


 そんな感想を抱きながら、

 ふとベックス達の方を見ると、


 二人共カードを覗き込んだまま

 キレイに固まっていた……



 お茶とお酒を飲んで、

 少し落ち着いたベックスとセンター。


 横で「フッフッフッ」とドヤ顔で

 ずっとタケルを見ているサクラは置いておく。



「まったく。

 あんなステータス恐らくVVV(ブイスリー)にも

 いませんよ」

「まったくだ、優勝に決まってるだろあんなもんーー


 一拍置いて力強く言葉を吐くセンター。


 ーーただ俺達にとってはこの上無く心強いがな」


 ニヤリとするセンターに釣られて、

 ベックスも決意を秘めた眼差しで3人を見る。


「そうですね。

 もう後戻りが出来ないなら進むしかありません。

 

 そして、こんな強ければ追っ手が来ても守って

 もらえるでしょうしね、タケルさん?」


 戯けた感じでタケルに問い掛ける。


「まぁ、オレはサクラほど強くないけどね。

 ただ逃げ足には自信あるよ」


 笑いを誘うタケルの物言いに一息吐いた一同は、

 計画に変更が無いことと、

 エルフの森に行く日を再確認した。


 打合せも終わり皆でお茶と一人お酒を楽しみ

 解散になろうかという時、


「あ~お茶が美味しいねぇ」

「高齢か!」


「いやぁ明日から試合だし、

 なんかボーっとするのも今日くらいかな、と」


 呑気なタケルが続けるのを

 最近無かったゆったりとした気分で聞く3人。


「しかし8会場もあるんだねぇ。

 あっそうそう初日って何試合すんの?

 5試合くらい?」


 ん? とタケル達の以外の全員が

 疑問符を浮かべる。


「初日から6日目まで1試合づつだし、

 決勝トーナメントはブロック予選終わって1日空いて

 3日の合計10日だぞ……9会場だしな。


 お前……この間渡した大会要項読んでねぇな!!」



 その後、

 3人から大会要項を必ず読むように言われ、

 いや怒られ、寮に帰って寝っ転がって

 読むだけ読んだ。


 ここまで読んで寝たぞ、ワッハッハッ……


【大会要項】

 1 勝敗決定

   対戦相手がシボウは失格

   気絶もしくは降参させることで勝利となる

         

   制限時間30分以内に勝敗の決着が付かない

   場合は審判3名による判定


  2 出場人数 書類選考通過者512名


  3 試合日程など

    1日目 ブロック予選 1回戦 平均15分

    2日目 ブロック予選 2回戦 平均20分

    

    ……


    10日目 決勝トーナメント 決勝


  4 試合会場

    ブロック予選8会場

    武の聖地 サブ闘技場1~8


    決勝トーナメント

    武の聖地 メイン闘技場



 

なんとか今日中に……m(_ _)m

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