ビオラ攻略に踏み切る
「今日でイベリスに必要なアイテムは揃ったようね。」
エリーゼは、満足そうに倒したモンスターからのアイテムを見上げる。
片っ端からモンスターを倒したエリーゼの横には、山のようにアイテムが積まれる光景はもう見慣れた。
「イベリス攻略の目処は立ったし、ビオラの街探索にそろそろ乗り込まなきゃ。」
気がつけば今日はもう夕方だ。
エリーゼは移動魔法メルランを唱え、ヴィラモール家の門前まで飛んだ。
「帰るの少し早かったかしら?」
今までは日が暮れるまで森に篭っていたため、久々に夕日をゆっくり眺めるエリーゼ。
(急ピッチでクエストクリアを目指したけれど、攻略キャラには出会えないし、計画が台無しだわ。やっぱり15歳にならないと出会えないのかしら。)
エリーゼは時間があると攻略キャラのことばかり考えてしまう。
どの町の攻略キャラも癖の強いキャラであったが、エリーゼはそんな攻略キャラ達のことを気に入っていた。
もちろん、RPG要素なども好きだったという理由もあるが、やはりキャラ達の個性の豊かさが本当に好きだった。
(まずは、ビオラの攻略キャラに出会えるかどうかだけど、どれが攻略キャラなのかわからないのよね。)
しかし、エリーゼにはビオラのメイン攻略キャラを炙り出す勝算があった。
ディジーファンタジアでは、3つの街合わせて9人のメイン攻略キャラがいる。
それら全員、性格やキャラや生い立ちは被っていないのだ。
だからこそ、続編も似たような生い立ちや、性格のキャラを配置しないのではないか?という考えの元、翌朝からエリーゼは攻略キャラを探すことにした。




