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朝のティータイム


コンコンとドアとノックする音がする。

エリーゼが返事をすると、クロムが部屋に入ってきた。

「エリーゼ様おはようございます。紅茶をお持ち致しました。」


日課の紅茶を飲みながら、昨日の夜のことを思い出す。


(あのイメアとか言う男、きっと今作の攻略キャラよね?)


いきなり現れたことにすら、反応できなかった自分を思い出したエリーゼは悔やんだ。


(能力値かなり上げているはずなのに、背後にいた事すら気が付かなかった。さらに、私は迫力に圧倒されて動けなかった。)


思い出せば思い出すほど、悔しさが込み上げてくる。


今まで負け無しだったエリーゼは最強は自分であると思っていたのだ。


だからこそ、吸い込まれるワイン色の瞳を前に何も出来なかったという昨日の出来事は、エリーゼにとってかなり屈辱的であった。


「エリーゼ様どこが具合が悪いのですか?」

心配そうにクロムがエリーゼの様子を伺う。


「いえ、大丈夫よ。」



「そうですか。何か心配事がありましたら、遠慮なく仰ってくださいね。」

それでもクロムは心配そうにエリーゼを見ていた。


「ありがとう。そうそう、紅茶を飲んだらでかけることにするわ。夜までには帰る。」

エリーゼは今日の予定をクロムに話す。


「朝食は召し上がらないのですか?」

朝食を大男並に食べるエリーゼが、食事を断るのは珍しかった。


「ええ。ちょっと朝から出かけるわ。コックさんに謝っておいて。あ、あと着替えるから、部屋から出てくださる?」

紅茶を飲み終わると、エリーゼはいそいそと支度を始める。


「かしこまりました。お気をつけて。」

少し様子のおかしいエリーゼが気になったクロムであったが、これ以上は踏み込まないことにした。





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