表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/41

イメアという男


エリーゼはステータスコマンドを男に当てて見てみることにした。


「えっ…なんで?好感度(ハートマーク)も信頼度もシークレットになってる…。」


普段なら見れるはずの好感度メーターには、ハートマークや星マークがなく、大きく『?』マークが書かれていた。


「」何を話しているのかはわからないが、エリーゼ、誕生日おめでとう。」

イメアはいつの間にか、エリーゼの目の前に立っていた。


「えっ、待って…さっきまでそこにいたのに…。」

困惑しているエリーゼは思考がまだ追いついていなかった。


困惑しているエリーゼなど気にせずに男はエリーゼに手を伸ばす。


「えっ…何…?!」


「誕生日の贈り物だ。受け取るといい。」

ワイン色の瞳に吸い込まれるような感覚のエリーゼ。


得体の知れない男イメアから、逃げたい気持ちがあるのだが、緊張からか身体が思うように動かなかった。


肩を震わせ、思わずぎゅっと目をつぶるエリーゼ。


イメアの手がエリーゼのライトパープルの髪に触れ、その後首が少し重くなった。


「えっ…?」

予想しなかった状況に、エリーゼはパッと目を開ける。


エリーゼの首元にはワイン色のネックレスがぶら下がっていた。


「誕生日おめでとう。私からの贈り物だ。」

ネックレスを渡したイメアは満足そうな顔をしている。


「気持ちは嬉しいけれど、得体の知れない人からのアクセサリーがいちばん困るわ…。」

危害を加える様子のないイメアに対して、エリーゼはようやく言い返す。


「そうか。ならば、これからはエリーゼに逢いに行くとするよ。。」

エリーゼの髪をふわりと撫でるイメア。


「もう夜だね。送って行こう。」

エリーゼの返事を待たずに足元に魔法陣が現れる。


「では、また近いうちに。」

エリーゼの耳元でイメアは言い残し、魔法陣から出ていく。


「ちょっと待っ…」

イメアに手を伸ばそうとするエリーゼであったが、気がついた時には既に屋敷の自分の部屋の中だった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ