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エリーゼの目的


「エリーゼ様が闘技場にご興味があるとは思いませんでした。本日は闘技場の見学でもされるのですか?」

闘技場に向かいながら、クロムは尋ねる。


「え、見学?何言ってるのクロム。私が参加するのよ?」

エリーゼの回答にクロムは凍りついた。


「…え?!エリーゼ様本気で仰っているのですか?!5歳児が闘技場など前代未聞ですよ?!」

クロムはエリーゼにまくし立てるように言った。


「でも、年齢制限はないはずよ?」


「それは…たしかにそうですが…、エリーゼ様は何か殴りたいというストレス衝動でもあるのですか?あぁ、エリーゼ様が大怪我をされたら、私は何とメネフィス様に報告したら…。もしそんな衝動があるのなら、私を殴っていいですから…、闘技場は止めませんか?」

エリーゼの言葉に挙動不審となったクロムは早口で説得を試みる。



「いやいや、ストレスとかじゃないわよ?!

そして、私は暴力ヒステリック女じゃないって!」


エリーゼ自身も、クロムが心配する気持ちはよくわかっていた。


闘技場は腕っ節自慢がその力を見せつける大会だ。


クロム自身も、エリーゼが5歳児にしては強いことは知ってはいるが、ヴィラモール家の一人娘エリーゼの身に付けるに何かあったらと思うと不安でしかたがないのだろう。


しかし、エリーゼとしては今どうしてもやっておきたい理由があった。


理由は2つ。

闘技場には攻略キャラである、武闘家のイグニスが現れる確率が高いのだ。


イグニスとの攻略ルート確定条件は、主人公が18歳の時に行われる「武道大会」で優勝することであるが、イグニスとの出会いは毎日開催されている、闘技場の催し大会に参加した時に声をかけられるというシナリオのはずだ。


(武闘大会イグニスのセリフで「俺は10年前からずっと闘技場で場馴れしてるんだ。【主人公名】に負けるはずがない!女だからと言って手を抜かないからな!」と言っていた。だから見込みはあるはずよ!)


カルミアの町では攻略キャラに出会えなかったが、今回は出会える可能性があるのだ。だからこのチャンスは逃せない。


2つ目の理由はシンプルに、どれくらい強くなったのか試したいからである。



エリーゼは心配するクロムを無理やり説得し、闘技場へと踏み込んだ。



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