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超チートで超お人好しな幼馴染二人のせいで異世界でも面倒事に巻き込まれる?!  作者: 巌参
3章 地香砕く!地香潰す!地香滾る!地香荒ぶる!地香激おこプンプン丸の助!優フラグ回収!優またトラブル連れてくる!俺………もう鬱になるってぇ!!!
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地香に近づく物語1話 彼女のゴリラも嫉妬するじゃね?って位の力

少し遅れましたが地香の過去篇です。

どうぞ!

これはとある3人の幼馴染が廻るちょっとした冒険の物語。

そして、とある少女が自分自身について前向きに考えるキッカケを与えた。


とてもぐだっとした成長の物語でもある。



            ☆



彼女には、生まれついての天性の一瞬の才能があった。


それは…恵まれ過ぎた身体能力。


生まれてから一度も、皆に誇れる位に病気に掛かった事がない。風邪すらも花粉症すらも一度たりともだ。


そんな体のヤバすぎる位に強い抗体から始まり彼女は僅か5歳にして自分より体重が倍以上する公園にある大きな岩を、ウッカリ転んだ際に頭突きでヒビを入れた処かその勢いのまま砕いたと言う。更に言うとその時、彼女の頭は全くの無傷。掠り傷1つもないのだ。


泣きわめく処かケラケラと笑っていたと言う、バケモノ染みた幼少の最強伝説を残しながらも、彼女は両親や姉弟共々沢山の愛を受けて育っていった。


そして、彼女も自覚し始める。自分の手に余る大きな力についてだ。5歳から金属バットを片手にブラブラとさせて遊んでいた能天気過ぎる彼女だが、ふとその力で誰か傷付けてしまわないかと思い始めたと言う。それと同時に、私は嫌われたりしないだろうかと不安になった。


それは当然の事かも知れない。何故なら、大きくてそれでいて制御の聞かない危険な機械を傍に置いていく事などない。むしろ遠くに身を置く事だろう。


だが、そんな当初の彼女を変えたのが年の離れた双子の姉の地香の姉である八重坂新羅しんらである。


「オネーチャン!私、怖いの…」


「どーした、何が怖い?夢に出てくるバケモンか?それとも昨日見ちまったホラー映画に出てくるイカレピエロか?」


「私、いつか誰かを傷付けちゃわないか怖くて怖くて…」


「っんなことかぁ~!」


「えっ?」


「いいかっ!大きな力には、それ相応の()()ってのはいつも付きまとうんだよ。まぁこれから話す事はとても5才児向けじゃないからなぁ~ましてや、ウチの妹はバカだからなぁ~~~」


「うぅ~~~!」


「ワリーワリーっ!とにかくっ!そんなに人を傷付けるのが嫌だったら人を助ける()()()()にでもなりな!」


「ヒーロー?」


「そう。よく日曜に見る特撮モンの奴。それみたいに、弱きを助け強きを挫く。正義の味方になればいい。そしたら自然と仲間も増えるし、もしアンタが人を傷付ける様な真似をしたらその仲間達がアンタを救ってくれるよ!勿論、私もだがね!」


「お、オネーチャンッ!!」


その一言で私は変わろうって思ったんだ。



            ☆



最初に出来た友達は優だ。

この出会いと言うのは単なる偶然であった。


「やぁ!僕はユウって言うんだ。よろしくね」


「よろしくユウくん。私はチカって言うの!」


「よろしくチカちゃん!」


幼稚園に入園した当時、偶々優から声を掛けられた。恐らくは隣にいたから一応挨拶程度にはと思ったのだろう。

そんなありふれた出会いさ。面白くもなんともないだろ?


それからと言うもの偶然か運命か家が近かったのと思いの外気が合う2人だったので意気投合し共に行動する事が多くなった。


そして地香が初めて自分のこの有り余り過ぎる力を家族以外で見せたのが優であった。


優を片手で持ち上げる事から始まり、幼稚園児の頭程の大きさの岩を素手で片手間で粉砕もしてみせた。


初め優は口をあんぐりと空け目が飛び出る位に驚いていたが、この一言で私は優の印象を決定付けた。


「チカ、おまっ…ゴリラの子だ―」


その後、私は優に右ストレートを決めた。ホントにキレイなフォームで鳩尾に入りました。


この出来事がキッカケと言う訳じゃないが、主にここから私と優は、お互いに恋愛対象から真っ先に外す事を誓ったのだ。だって…女の子をゴリラ扱いする奴、嫌でしょ?



            ☆



そして次は廻との出会い…はもう語られてるから割愛しますね。件の騒動がキッカケで私達は共に居ることが多くなった。


成長した2人はかなりのルックスだから他の女子達から見れば羨ましがるだろうが、私に限ってはそうは微塵も思わない。もう長く2人と居過ぎたせいで私の中でのイケメンのランク付ける条件が常人よりヤバイハードルの高さに設定されているからだ。


優はもう恋愛対象外だし、優の取り巻きの女子グループにネチネチと付きまとわれるのは死んでもご免。それなら幽霊に取り憑かれる方がマシだ。更にもって廻も論外過ぎる。もう私は廻の本性を知ってるし廻本人も自分のクズな本性は曝け出しているから何もしなくても女子は寄り付かなくなる。


次いでに言うと件の騒動が止んだ後に廻にも私のゴリゴリごりなパワーを見せたら案の定…


「オマッ!…やっぱゴリラの隠し―」


隠し子と言おうとする前に私は廻の顔面に右ストレートをキレイに叩き込んだ。




そんな訳で優も廻も私の事は女子としてではなく単なる女の姿をした中身ゴリゴリのゴリラ・ゴリラ・ゴリラとして扱いやがった。そして案の定恋愛対象外。




これが私達の関係だった。


廻からしたら

『もうウザく感じる位にやたらと絡んでくる最悪なトラブルメイカーズ。ラブアンドピースボケしているバカ二匹。面倒事しか俺の元に呼んでこない腐れ縁な幼馴染。』


優からしたら

『頭が良く頼りになるが少し素直じゃないベストフレンドと、コレを万人が女扱いしようが紳士の僕でも頑としてゴリラ・ゴリラ・ゴリラ扱いをすると決めた仲の良い初めての女友達』


私からしたら

『ゴリラ・ゴリラ・ゴリラなんてふざけた扱いをしやがる男友達。多分…絶対百パー将来は依然変わらずどれだけイケメンなろうとも恋愛対象になんて見れない奴ら。私の力を知っても離れない友達』




私達の関係は、ただの“友達”とか“親友”だとか…そんな言葉で上手く表せられない。


だから“幼馴染”


こっちの方が今の私達には何だか心地いい。

皆が珍しく賛成してくれたんだ。




私達の関係

後、2~3話辺りで地香の過去は終わる予定。

気長に待ってて下さいな!

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