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超チートで超お人好しな幼馴染二人のせいで異世界でも面倒事に巻き込まれる?!  作者: 巌参
2章 王都でデート♥️俺はおう吐(-""-;)それでもトラブルはやって来る⁉️次いでにデザート頂きます
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5話 廻の激動怒涛の対決!?

廻、怒りの猛攻!相手の大将格、シャーロットとの戦闘だよ!

彼、仕恩廻は今、激怒している。


どーしようもなく怒って怒って怒り狂っている。


ここまで俺が怒りを現にしたのは久しぶりだ。まぁ、今回に限っては許す事は俺の道理に背くし、毛頭許す気はない。そんな気も初めからない。


(嗚呼…この世界にもあった白米よ、匂いで食欲をそそった温かなスープよ、前菜代りの水々しいこの世界のサラダよ、そしてその上にある豊潤なソースを纏ったステーキよ…嗚呼。どれも俺の口に入り味わう前に汚ならしい床に打ち付けられてしまうなんて…そして、優の背中にグチャリと潰され最早原形を保っていない。すごく勿体ない!残念無念!悔しさで心が!心が裂けてしまう!アァアァアアァアァアアアアァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!)


「俺の楽しみを奪った罪。食材を…調理人の汗と血と涙と!その他調味料諸々の結晶を!夢を!希望を!明日を!幸福を!全てを奪った罪は!テメーの雁首引っ提げて!その軽い頭地面に擦り付けて!全身全霊の史上初の真剣マジ土下座を!調理人共々にしても許されるモンじゃネェーーーーゾゴラァ!!!!!」




「「「「「「「………………………………………………」」」」」」」


(何か格好いい事言ってんだろうけど………長いにも程があるし、途中から意味も分からんし、口も悪い)


彼は熱弁を語ったのだろうけど、ほぼ皆は沈黙に包まれ大体がこんな事を思っている事だろう。


「下らない熱弁は終わったか?」

「俺の演説を下らないと称した事には目を瞑ってやろう。あぁ、テメーの寿命を少し伸ばしてやったに過ぎん!」

「抜かせ!」

「そっちこそ!」

「「うおぉぉぉーーーーー!!!」」


廻は短刀を二刀、シャーロットは剣を抜刀した。両者の剣が鍔迫り合いを繰り広げ、火花を散らす。


「ぐぅっ!」

(ちっ!意外に早ぇーーーし、重い一撃だな!コイツ…本当に女か?)

「うぐっ!」

(只単に怒りで我を忘れてる訳じゃなさそうね!それにしては、動きにキレがある!)




((コイツ!やるな!))


両者が互いに相手の技量を認めた瞬間だ。


最初に仕掛けたの廻だった。廻は一旦距離を取ってから追撃に出る。二刀流の流れる様な連撃を放った。


「うらぁ!!!」

「やるな!だが、」


その連撃を寸での所でいなし続けている。廻は今の心理状態から普段より強い苛立ちを覚えてしまっている。シャーロットはそこから来た一瞬の隙を突いて追撃に出た。


「はぁっ!【斬掌破ざんしょうはいちかた】!!!」

「うおっ!」


突如、シャーロットが振るった剣から衝撃波が出てきた。それも振るった形状がそのまま飛んで来た様だ。まさかの攻撃に廻は唖然とした。


「あぐっ!!」


そして、二刀の短剣で衝撃波を防いだがは容易く砕け散ってしまった。だが、そんな事で取り乱す廻ではない。廻は、自分が持っていた数ある手札が()()()()()()()()()()()()()と、考えてるだけ。そして、廻は再び仕掛ける。


「よっと!」


ナイフポーチから新たに取り出した二刀の短剣で廻は反撃に出ようと相手との間合いを詰めに掛かった。


(早い!けど…)

「近づかせない!」


【斬掌破・一の型】


またも飛んでくる衝撃波の斬撃。しかも、これでもかと更に衝撃波の斬撃を絶え間なく飛ばして来る。これは廻も避けるしかないと思い立ち、寸での所で体をひねりかわした。またも間合いは先程と同じ。


振り出しに戻る。


この言葉が正に射に的を獲ているだろう。だが、廻はここに来て再び反撃に出た。


再び突撃に掛かった廻、そして距離を置こうとシャーロットはまた斬撃を飛ばして来た。


「おっと!」


直ぐさま避けて接近していった。そして…


「うらぁ!!」

「ぐぅっ!!」


右腕に掠り傷を負わせた。


「もう慣れたんだよ!その飛ぶ斬撃」

「こうも、適応されてしまうなんて…」


廻はさっきの斬撃の特性は完全に把握したのだ。


(あの斬撃は恐らく固有能力による攻撃だろう。そんで威力も強力だ。だが、欠点が二点程ある。まずは、単純に一方向にしかアレは飛んでこない。ただ切った場所から真っ直ぐに出てくる為タイミングさえ見誤らなければ避けるのに苦労はしない。もう一点は相手は連続で使っていたが、アイツが斬撃を出してその次を出す時のき時間が1.86秒程あった。だから…)


「まだまだ!」

「完璧に…見切った!」


その際に避ける位、造作もない。だが、互いにぶつかり合っていく。


「俺のランチタイムを奪った落し前つけろぉー!!!」

「だから難だって言うのよ!そっちこそ邪魔なの!お嬢様の前から退きなさい!」

「はぁ?テメーが俺の前遮ってんだよ!テメーこそ邪魔なんだよ!」

「やっぱり!ネリアお嬢様をこんな野蛮な奴と、垂らし野郎の元に置いておくのは感化出来ません!」

「アイツが垂らし野郎なのは認める。…後、垂らしの前にド天然を付け加えとけ!」

「…………オッケー」

グッ!

「よし………」

「いや、オッケーじゃねーだろー!つーかー、廻!何がよしだよ!意味がわかんねぇーよ!」

「「黙ってろド天然垂らし野郎!!!」」

「この、悪魔ぁーーーー!流石に傷付くよぉ~」

「じゃあ、糞も付け加えるか?」

「何ならカスも付け加えて下さい」

「いいねぇ!じゃあドくずは?」

「だったらヤリ〇〇(自主規制)は?」

「いや、アイツヤリ〇〇(自主規制)じゃねぇーから、未ヤリ〇〇(自主規制)にしとけ!」

「と言うわけだ!ドくず未ヤリ〇〇(自主規制)ド天然垂らし糞カス野郎!お前みたいなのにお嬢様をヤらせはせん!覚悟しなさい!」

「いや宜しくねぇーよ!何で案を全部採用してるの?馬鹿にも程があるだろ!」

「馬鹿に言われたくない」

「全くよ!」


逆ギレ紛いに言い返された。


「さて、お遊びはおしまいだぜ!」


えぇ、とシャーロットは言い距離を再び取った。また、戦闘体制に戻った。そして、各々の信念を…決意を口にした。


「私は、己の守るべき者の未来の為!」

「俺は大切な一時を邪魔した奴らへの報復の為!」

「「目の前のてきと戦う!!」」


両者、直ぐ様相手の方へ駆け出した。


「食らえ【斬掌破ざんしょうはかた】!」


だが、飛んで来たのはさっきと変わらない斬撃だった。いつも通りタイミングを見て避けようとしたとき。


「散れ!斬撃よ!」


そうシャーロットが叫んだ後、真っ直ぐ飛んでいた一太刀の斬撃が突如バラバラに散って小さな無数の斬撃になった。しかも、一つ一つ飛んで来る方向がバラバラ…無造作に散っている為動きが読みにくく、避けきれない。


「ぐぐっ!…ぅっ!」


右肩、左足太もも、頬、それぞれに8箇所の擦り傷を負った。これでも頑張って避けた方だ!褒めろよ!数えてみたけど589もの小さな斬撃の内、581も避ける事が出来たんだから。


「そんな…まさかにゃあ!」

「驚…愕」

「アレを食らってその程度なんて…」

「流石先生!…初見でまさかそこまでかわすなんて…」

「どーだぁ、師匠の実力を甘く見るんじゃないぞ!」

「そーだぁ、廻の事をペロペロし過ぎた様だが!廻はそんなに甘くはないぞ!」

「おい!舐めるをペロペロとかきたねぇ擬音に変換すんな!テメェの腐ってる脳みそ取り出すとするか~」

「いやぁ~~~!!!ごめんなさい!」


また、茶番を繰り広げているが、そんな余裕が何処涌き出てくるのか謎である。


「まぁ、次は全部避けられるぞ!」

「やれるものならやってみろ!」


互いに燃える…燃えている。こんなに自分を燃やすモノがあるとは…互いに楽しんでいる。当初、廻はせっかくの昼飯を食えず怒りに飲み込まれて事の張本人であるシャーロットを正直…ボコろうしていた。


シャーロットは大切にしていた妹同然のネリアを知らない男に取られ、まるで恋人の様な振る舞いをしてお互い楽しそうにしていたのを目撃して妬み怨み怒り狂っていた。そして、邪魔をするネリアに戦いを教えていると言う先生こと廻をさっさと叩きのめし、ネリアを連れ戻してやろうとした。




だが、互いにこの…戦いを楽しんでいる。


(おいおい…何か面白くなってきたじゃんこれ!もう、飯食い損ねたせいで怒ってたけど、あんま気になんない!)

(どうしてでしょう…この男と戦っていると段々気分が高まる!あのスケコマシ野郎はゼッテェー認めないけど、このネリアお嬢様が先生と称したお方なら…認めなくはないですね。勿論、先生として…ですが)


「「フッ………!!」」


ついついほくそ笑んでしまう程熱中してしまっている。






それは、お互いが何の為に怒って、怒りをぶつけ、力を出し合っているのか忘れ…






それは、戦っている場所が人が沢山いるであろう、飲食店の中であることを忘れ…






それは、そんな対決を言葉を失いただ唖然と見ている傍観者達がいることを忘れ…






そして、この戦いに終止符を打とうと両者は決心した。


(ここは、もう…小細工を講じて勝つなんて卑怯なやり方はせずに全身全霊の一撃をお見舞いする。あのネリアお嬢様の先生へのお詫びと誠意と称賛の意を込めて!)




(さぁ~~~て、ここいらで決着着けないと…もう空腹で死にそうだわこりゃ。あっちも決めようとしてんなら丁度いいや!飯の恨みと敵ながら天晴れな実力を称賛して…()()()()()()()()()()()




まず、シャーロットが接近して来た。剣を上空に構えて斬り込んで来る。


「【斬掌破ざんしょうは大太刀おおたちかた】!」


そう叫ぶとシャーロットが掲げた剣を包む様にエネルギーの塊が入り乱れやがて、巨大な剣となって姿を顕現した。普通ならこの圧倒的な迫力を醸し出す物体を前に逃げ出す者も多いだろうが、廻はそこまで小心者ではない。むしろ、自ら進んで突っ込んで行く程だ。


「ちょいとばかし、この完全に()調()()()()()()()()()技決めるのは…威力は落ちるが、やってみるか!一応!」


廻は何を血迷ったのか、武器である短剣を捨てて拳を強く握り締めた。


「!?」

「そう、驚くな!特別に俺の奥義を披露してやんだよ。感謝しろよ!」

「ふん、面白い!」


両者はさておき、遠くから観戦している者達の慌てっぷりがえげつないですよ。そんな事はさておいて、廻が拳だけでなく全身に【身体強化+AW】を行った。


「〈卑先天凰流ひせんてんおうりゅう柔術奥義じゅうじゅつおうぎ朱雀すざく天昇拳てんしょうだ〉!」




「「うぉーーーーー!!!!!」」




光るエネルギーの塊の巨大な剣が廻の眼前に振り下ろされ、廻はそれを迎え撃つが如く拳に全身全霊の力を込めて体の軸と言う軸を使い拳を振り上げた。


廻の拳から、淡くそれでいて熱い焔が燃えて巨大な剣とぶつかる。




これは、己の魂をぶつけているも同然だった。

ついに振り上げられる廻の奥義!


魂の拳!


次回予測不能?


廻「俺がぶつけたのは…」


シャーロット「私がぶつけたのは…」


廻「おのれしんねんだ!」


シャーロット「おのれしんねんだ!」

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